30歳からジャズに熱中したらどうなるのか実験室

いい大人になってからジャズギターを本気で愛してしまった痛い男のブログ

タグ:Body&Soul


ギターの練習に疲れてきたので、ライブでも観に行くことにした。

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新宿PIT INN、吉祥寺MEG、などなど都内近郊のジャズスポットのHPをサーフして「どれがいいかな〜」とるんるん探してたら目に留まったのが、井上智氏。超恥ずかしい話、この方のことを全然存じ上げなかったのですが、僕の新しいギターの先生が井上智さんに一時期師事していたということで、興味が生まれまして。しかも、僕の目下のイヤトレの教科書「インプロヴィゼイションのためのイヤートレーニング」(ATN出版) の翻訳者だということもわかり。

しかもピアノが片倉真由子さん!15年8月に同じBody&Soulでジーンジャクソントリオでお見かけしてから、また聴きたいなと思っていたところ。

で、僕数年前にYouTubeでJim Hallの教則ビデオ的な動画を見たことがあって、そこにJim Hallと日本人Satoshiが出てくるんですよね。「なんで日本人学生みたいな人がこんなとこに出てくるんだろう。てか誰Satoshiって?」て思っていて、たーまたままた最近この動画を見返す機会があって(しかもライブ予約後に)、「誰Satoshiって?」と同じ疑問をつぶやいていたら、今回は答えが即降りてきた。「これ僕が日曜日に観に行く人じゃん!!」

この動画ですね。



というわけで、井上智ギターカルテット@南青山Body&Soulです。

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用意されたギターは1本のみ。上の写真にも映っているが、アンティーク家具のような風格のあるかっこいいギター。どうやらあのAve Riveraぽい。小沼ようすけさんも所有するギター職人というかギターブランドの一本ですね。真っ赤なJAZZ IIIと思われるピックが弦の間に挟まっている。おそらくエフェクターはなくて、アンプ直(Fenderアンプ)。

19:00ちょい過ぎくらいから始まりました。

1st
Going home whistle
 井上智さんオリジナル 
September in the rain
 George Shearing風アレンジとのこと
I'm in the mood of love
You and the night and the music
 ギターとドラムだけで始まる。情熱的でギターもピアノもドラムもお互いに刺激しあってた。今日の演目の中でも、特に強く印象に残った1曲だった。
Calypso anywhere
 井上智さんオリジナル。カリプソって聞いたことはあったのですが、カリブ海の音楽の一種らしいですね。リズムが小気味良くてかわいらしい曲。楽しい。

2nd
Something special
Waltz new
 2部は、「Jim Hall関連」ということで上記2曲から始まる。やべ、2曲とも存じ上げない。
Song for Koto
 お琴のために書いたという井上さんオリジナル。
What is this thing called love
 唯一曲名を明示してくれなかった曲。他の席のおっさんのメモ書きもここだけ空欄だったけどw、たぶんこれ。(追記:すみません、All the things you areの間違いですね。。。)
Just stay strong
 サトシさんオリジナルのブルース。NY在住中に阪神淡路大震災があり、地元神戸を励ますつもりで書いたらしい。

Encore
アンコールを求める拍手に井上さんは言葉では応えず、ギターを担ぎ直し、おもむろにイントロを奏で始める。ん、あれ、なんか聞き覚えがあるぞ。

!!!

In a sentimental mood
僕の超大好きな曲。ライブで演奏を聴くのは始めてだ。。。うおー、幸せ。
井上智さんのイントロからバンドが入り、Aメロに入った時、すんごい、なんというか、ケミカルな反応があった。すんごいなんか、目に見えたと錯覚するくらい、サーーーーッって広がった。音の波動というかなんというか。一瞬で風景が変わったかのような。これぞ音楽マジック(?)。
てか、このアレンジ好き。割とスタンダードなアレンジだとは思うけど、ゆったりなテンポで進行して行き、美しく切ないメロディを堪能できる。ちなみに、個人的には、Bill Evans TrioのAt the village vanduard Augustに収録されているVersionはあんま好きじゃない。(Bill Evansは大好きだけど。)
で、サトシさん。すごいいい演奏したんだけど、エンディングで最後の音が切れるか切れないかのところで、客席をニコって見ながら小さい声で「終わり」だって笑。かわいい(大変失礼ながら。。。)。

情熱的であり、楽しいステージだった。

ギターが超いい音だった。ふくよかで甘くてコシがあって、まるで長い年月を掛けて熟成されたワインを思わせる(僕は下戸です)。ジャズギターでボリューム奏法をしている人を初めて見たかも。僕も普段たくさんジャズを聴くようになってきたので、あ、今のプレイはウェスっぽいな。とか感じられるようになりました。そんな小さなことに自分の小さな成長を感じた。

ぼくは席的にサトシさんを横から見ていたわけですが、顔がもうあのJim Hall動画に出ていたSatoshiで。何年前の動画かわかりませんが、年はあれから結構重ねたでしょう。おひげも生やしちゃって。そんな人が年月を越えて、東京で僕の眼前で素晴らしいジャズを奏でている。その間にどんな経験をしてきたのだろう、どれだけギターを弾いたのだろうと勝手に思いを馳せた。そして、今もまだこうしてジャズギターを情熱的に演奏し、お客さんとニコニコ話す姿を見て、やっぱJazzってなんかいいなーと感じていたのでした。

お客さんの多くは井上さんのお弟子さんなどのコミュニティー、楽器プレイヤーが多かったと思われる。遠方から来ていた人も少なからずいたようだ。こういう人たちとも気軽にセッションできるように、早くなりたい。。。。。

とりとめもないレポートで恐縮ですが。。。







憧れのギタリスト、小沼ようすけさんともバンドを組んでいる
Gene Jacksonさんのライブを見てきました。

8/20(土)Body&Soul 南青山。

このお店に来るのは3回目ですが、来るたびに愛着が湧くようになってきました。
雰囲気はいいし、料理もすんごく美味しいし。
ミュージシャンとの距離も近くてコミュニケーションが取りやすいし。

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さて、この日のメンバー。
Gene Jackson (dr)
 見た目は背の低いボブサップ。曲が終わるたびに譜面を床に静かに捨ててました。
 裏に置かない理由はなんかあるのだろうか。不器用なのか、断捨離ストなのか。
 
片倉真由子 (pf)
 このピアニストさん初めて知ったのですが、ハイパーよかったです。
 シャツがカッコいいし、顔前方に横から突き出るショートカットの毛先もかっこいいし、
 この前のTrio Bungalowの佐藤浩一さんもそうでしたけど、この方も結構顔で弾いてて
 こういう演奏者、大好きなんですよね、個人的に。 
 片倉真由子さんのブログ (「心の底からジャズを愛しています」だって。エモい!)
 片倉さんのプロフ (てか、この人筋金入りの人じゃん!やべ、完全に無知な状態で臨んでしまった。「CDとか出してるんですか?」とかアホなこと聞いちゃったよ。次から事前に勉強してからコミュニケーションしよ。汗)
 また、観に行きたい、この方のジャズピアノ。
 
パット・グリン (b)
 このベーシストさん初めて知ったのですが、やっぱ外国人ベーシストって日本人に比べて
 パワフルで好きだなぁ。終始ウッドベースを弾かれていました。日本に住んでいるらしい。
 かなり気さくな人で話しやすかったです。
 パット・グリンさんのHP (トップページの写真がシュールレアリズムでいい!w)


セットリストです。

1st
  • Small portion
  • Moon alley:Tom Harrellというトランペット奏者の曲
  • Mean street:Tommy Flanaganの曲
  • Ballad for very tired and very sad Lotus Eaters:美しいバラード
  • Three cards Molly
2nd
  • Before then:Gene Jackson。トニー・モナコ、小沼ようすけとのアルバムに収録
  • Ario:Dave Holland
  • Lonely woman:Gene Jacksonが"beautiful ballad"と言った曲
  • Tongue twister
  • Hey, it's me you're talking to:Victor Louisの曲。
Encore
  • Cool struttin':これはbluesでしたね。Sony Clarkの曲。

知らない曲だらけでした。
これらをApple Musicで聴き倒していきます。

ちなみに、Gene Jackson作曲のBefore Thenはこのアルバムで聴けます。

本当に僕は大好きな作品で、毎日聴いています。
気分がノリます♪小沼さんのギターが気持ちいい。


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また小沼ようすけさんのライブ観てきました。

「お前はおっかけか」と自分にツッコミたくなりますが、
いいんです。バランスなんかとらなくて。
好きなもの、心惹かれるものを、
心惹かれるままに楽しんでいくのです。

8/13(木祝)この日は、Body&Soul 南青山。

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メンバーは、
小沼ようすけ(g)
 この日は、黒いハット、小さいドットの入った青緑グレーの長袖シャツを腕まくりし、
 黒の9部丈の動きやすそうなパンツ、そして茶色の革靴というスタイルでした。
 準備されていたEchizenのガットギターは使われず、1曲フレットレスを弾いた以外は
 ずっとGibson ES-275を使用されてました。
佐藤浩一(pf)
 小沼さんが自分と感性の近いピアニストだと語ってました。
 ピアノとキーボードを操って、バンドに華やかに彩りを添えていました。
 いわゆる顔で弾くタイプの人で、僕はこういう人が大好きです。笑
池尻洋史(b)
 ステージにウクレレみたいのが置いてあって、これなんだろうと思ってたら
 実はベースで、池尻さんはウッドベースの他にこれを操っていました。
 しかも見た目にそぐわず結構しっかりした重低音が出るんですね。
 ちっちゃいベースそのものも、それを構えるベーシストの姿もかわいらしいのですが、
 出てくる音とのギャップがあっておもしろかったです。
大村亘(ds) 
 小沼さん曰く、日本屈指の民族音楽などのリズムに精通しているドラマーらしい。
 インドの打楽器、タブラを習得するために、毎年インドに行って、
 6畳一間にタブラを持ち込んで練習してるとか。

小沼さん以外の3人でTrio Bungalow、
もう一人外人さんを入れてBungalowというグループで活動されているようです。

↓写真右下に立てかけてあるのが、そのウクレレみたいなベースです。
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↓タブラ
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19:00開演!

1部
ドゥルッパン?
Flowing
Beyond the sea
Trio Bungalowで1曲
Ti ponche (ラム酒から作ったお酒の名前の付いた新曲)

2部
フレットレスギターとタブラのDuo
???(Double rainbowの曲だったかと?)
Happy playground(Tony Monaco & Gene Jacksonの曲)
Flyaway

Encore
???(Funkyな曲でした)
Over the rainbow(完全アドリブ??)


↓タブラを構える大村さん。
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「今日は5月にパリでレコーディングしてきた音楽を中心に演奏します。」
と小沼さん。
 カリブ海に浮かぶ島、フランス領グアドループに音楽学校ができたらしく、
そこで学んで、グアドループ土着の音楽とジャズやポップスなどと融合して
どんどん新しい音楽ができており、パリでも盛んになってきているとのこと。

この日のステージも最高にかっこよかったです!
グルーブと豊かな音色と緊張感が混ぜ合わさって。

特にギターとピアノの掛け合いが、個人的には印象に残りました。

アンコールのOver the Rainbowはおそらく小沼さんが勝手に始めたのだと思います。
前の曲のエンディングで弾き続ける小沼さん。
いつの間にか「アレ?これはOver the Rainbow??」という感じになり、
ソロギターで弾き続けていたら、ピアノに合図して弾き終わる。
それを受けたピアノの佐藤浩一さんも最初若干戸惑いつつ?、ソロピアノを展開します。
しかも、Over the RainbowにMoon RiverとたぶんSmoke gets in your eyesを混ぜるという。
そうしてバンドでアンサンブルして終わりました。

あと、音楽を練習している身からして、この人たちどうやってこの音楽リズムをとってるのだろう
なんでこんなバッチリキメをキメられるのだろう。
と、改めて音楽の世界の超絶な深さを学びました。


そして、また帰り際に小沼さんとお話することができました。 

●使っている弦
以前よく目にしたES-275に張られた黒い弦(黒ナイロン弦)は
バンドによっては音が埋もれてしまうらしく使ってないそう。
今は13のトマスティックを張っているそうです!
フラットワウンドなのかな?ラウンドかな?
調べたらトマスティックの13のラウンドってのは無さそうなので、
フラットを張っていらっしゃるのでしょうか。 

私はES-335に、店員さんの勧めもあって10を張ってましたが、
10じゃ細すぎると言われました。12か11がいいんじゃないと。

●本番は60ー70%?
小沼さんは常にギターを触っているようです。
車の運転は弟でありマネジャーであるゆうじ氏がしてくれるそうなので、
車の中でもギターを弾いていると。
小沼さんでも本番では普段練習でできていることの60-70%しか出せないことが多いそうで
ならば、60を100に近づけるというより、いかに100を上げるかということを考えていると仰っていました。 


そうそう、それと、
小沼さんがかつて優勝し、今は審査委員長を務めるというギブソンのジャズギターコンテストで、
今年2位になったという「元気くん」の話をしていました。
この日の会場にもいらっしゃったそうです。
彼はまだ18歳で、右手にハンデを負いつつ、すべて親指で弾いていて、
小沼さんの理想の音に近い音を出していると。
その演奏は、優勝した方にも大きな印象を残したようです。
あー、年齢関係なく先輩たちってすごいなぁ。
 
俺も頑張ろうーーー! 

  

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