30歳からジャズに熱中したらどうなるのか実験室

いい大人になってからジャズギターを本気で愛してしまった痛い男のブログ

タグ:グレゴリープリヴァ


パリ発クレオールジャズの代表的ピアニスト、グレゴリー=プリヴァ(Grégory Privat)の代表曲Le bonheurが好きすぎて、衝動的にコピーしてみました。


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コード進行は、1月のグレゴリー公演で、小沼さんとグレゴリーに添削してもらったので、割と合っているかと思います!

さて、曲を自分なりに分析してみました。
(どなたか間違いに気づかれたら教えていただけるとありがたいです。)


全体
  • A-A'-B-B'という構成
  • 14小節-14小節-8小節-8小節、1コーラス合計44小節
  • 原曲keyはAセクションがBb、Bセクションはそこから短3度先のDb
  • なにげ4拍子
Aセクション1回目に関して
  • 曲はIVM7から始まる
  • 3ー4はGmへ向かうII-V-I
  • 5、6のCmは7thがMajor。メロディックマイナーみたいになってジャズらしい響き(なのかな?)。エモい。
  • 5−7はII-Vと行くが、8の着地はIではなくトニックの代理であるIV#m7b5。
  • 7ー12までベースがクリシェで下がっていく
  • 9はサブドミナントマイナーのIVm7
  • 10のBb/DはDm7と超似ててIIm7みたいな役割か?
  • で、10ー13とIV進行で循環みたいになってる
  • 11のDb7はG7のウラかな
  • 14はIのBbに解決せず、IVへ
Aセクション2回目に関して
  • 14はBbから短3度転調したDbのVIm7
Bセクション1回目に関して
  • MajorのII-V-I、MinorのII-V-Iで構成されている
  • 7のC7がエモい
Bセクション2回目に関して
  • MajorのII-V-I、MinorのII-V-Iで構成されている
  • 6からKeyがBbに戻り、メロディーは1回目と同じFだが、コードが変わるので景色が大きく変わる


Gregoryの原曲の音源、相当にエモいです。
特に個人的には、アドリブソロではグワーって情熱的に盛り上がって、最後のテーマに戻ってきたときに、平静が訪れる、その景色の移り変わりが好きです。


しかし、なぜGregoryはこの曲にLe bonheur(幸福)と名付けたのでしょうか。曲調は美しいのですが、切なさや激しさといった、ある種ネガティブとも呼べる要素も感じます。一般的ないわゆる幸福の概念って、例えば、晴れ渡る空の下でポカポカのほほ〜んとした感じ、好きな人やものに囲まれてぬくぬくしている感じ、美味しいものをたらふく食べている感じ、、、のような気がするのですが、そういったものとはかなり違うような気がします。

それよりも何か好きなものに打ち込んでいて、うまく行かなかったりすることもあるけど、山あり谷あり、情熱を注いで自分の理想に向かっていくこと........それをグレゴリーは、幸福と名付けているような気がします。幸福とは全てがポジティブな要素で構成されているわけではないですもんね。グレゴリーの素晴らしいピアノサウンドの裏にも、並大抵ではない努力や苦悩があるでしょうし。完全に僕の勝手な解釈ですが。


ちょっと前にギターソロしてみております。




Grégory Privât(グレゴリープリヴァ)というピアニスト




マジですっげー行ってよかった、このライブ!!


と、思わず幼稚な言葉で始めてしまいましたが、本当にすさまじいコンサートでした。



グレゴリープリヴァトリオwith小沼ようすけ@調布市文化会館たづくり、くすのきホール。


いや。僕も僕の友人もこう↑↑思っていたのですが、そうではなくて、

小沼ようすけ×グレゴリープリヴァトリオ@調布市文化会館たづくり、くすのきホール。

らしい。


小沼ようすけJam Kaバンドのピアニスト、グレゴリープリヴァの初日本ツアー。
日仏交流一環のイベントで、後援にはフランス大使館も!
 


Grégory Privât、先日のブログにも書きましたが、ライブ前から毎日聴くようになっていて結構ツボにハマってきていたので、この日をすごく楽しみにしていた。だからか、家を出て駅に向かう途中、すんごいルンルンしてる自分に気づく。しかし、電車に乗ってからは、帰宅ラッシュの京王線に押し込められ、不快指数マックスになり、駅に着いてからは、調布市文化会館のホムペの駅からのアクセスの文章がわかりづらすぎて、イライラモード笑
 


でもそんなイライラを完全に吹っ飛ばす最高のショーがこれから始まるのでした...


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19:30ちょい過ぎに開演。


グレゴリープリヴァは、黒のロングシャツ(ロングシャツはフランスでも流行ってるのか?)に下は鮮やかなオレンジのパンツ、まるで消防士のそれのようだ!靴は黒のロングブーツ。

小沼さんは、 ベレー帽を被り、白シャツ、ブラウン系の上下セットアップ(上はジレ)。何と白シャツには白い紐でリボンがついている。



Flyway

意外なことに小沼さんのイントロで始まった!と思いきや、あれ、これFlywayじゃん!というわけで小沼さんの曲からスタート。小沼さん、shimmerリバーブを軽く効かせていたりして、何回も聴いているこの曲も今日オリジナルで新鮮味のある演奏!

たぶん、僕の理解が正しければ、小沼さんのソロでは、いつものAmに解決するアドリブ用8小節ではなく、曲のフルコーラスをバックにしていた!ひょっとしたらAメロ部分はその8小節の繰り返しだったかもしれないが、明らかにBメロは来た!このパターンは初めて聴いた!で、たぶんだけど、グレゴリープリヴァのソロでは、例の8小節だけだったような。

で、何回聴いても、この神々のモチーフを展開させるアドリブの仕方には本当に「あぁ!」ってなる。

もう一曲目から最高すぎて、「くそ~」と思っている自分にも気づいた。最近、格上のものを見せつけられた時に感動するだけの人は一般人、感動して悔しがる人が成功する。という考え方をよく目にします。精神構造だけイッチョマエの僕ですw


Le Parfum

グレゴリープリヴァの曲。香水という意味のフランス語。そう!この曲好きだったんですよ!タイトルと合わさって、個人的にはParisの風景を思い浮かべるような曲です。 


Size
最後、急に雰囲気が変わって訪れるドラムソロとそのリフも印象的な曲。

Beyond the sea
この曲からLe Bonheurまでノンストップでいきました。
Beyond the seaは割とさらっとカジュアルに演奏された印象。
 

Piano solo
グレゴリーお1人様。
 

Le Bonheur

小沼さんのライブでも度々カバーされているため、僕らにも馴染みの出てきた曲。
僕はどうしても誘惑に勝てず、他の練習を押しのけて、この曲をトランスクライブしてしまいました。ライブ後に本人たちに採点してもらうことができたので、後日公開します!
でもこの曲は比較的シンプルに見えて、何拍子なのかいまいち把握できていない。

Riddim
リズムという言葉のマルティニーク訛りというタイトル。
 

Family tree
この曲は、美しいーーー。切なさと洗練された感じと。。。
このFamily treeというタイトルを冠された曲に込められた思いはなんなのだろう。
アルバムのタイトルにもなっているのだから、割と重要な意味があるのかもしれない。
小沼さんは、これまたいい感じにDelayやReverbを効かせていい感じの味付け。
そしてソロが最高すぎた。小沼さんのこういう浮遊感の表現、静寂の表現、たまらない。
 

Ti Punch
このメンツでのTi Punchもやばいだろうなと思っていたら、案の定。。。あのリズムに体を揺らさずにはいられなかった。最後の2曲は特に、聴いているこっちもトリップしました。



で、なんとアンコールは本人らがステージに戻ってきて挨拶しただけという!笑
演奏が盛り上がりすぎて、時間を大幅にオーバーしたらしい。
なんてジャズなんだ!笑

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座席は最前列も取ることができたが、段差のついた後ろからの方が見やすいかなと中段くらいに陣取り。これ正解でした。ベスポジ!


今日のコンサートでは、グレゴリープリヴァの人となりも少し垣間みえて興味深かった。

MCでは、マイクを持って日本語の挨拶と英語で喋ったが、英語は苦手のようだ。
フランス人の知り合いで若い人は英語上手い人が多いので、めっちゃペラペラで来るかと思ったけど、いわゆるフランス訛りの強い英語。親近感w。多分英語がペラペラなフランス人はビジネスパーソンなんだな、きっと。

口数も多い人ではなく、内向的な人なのだろうか。終演後のサイン会でも基本的に無表情で座っていた。そんな彼の性格は演奏にも表れている気がする。すごく繊細で、内向的で、美意識、ほとばしる情熱があって。小沼さんもグレゴリーと出会った時、彼の1音目から感動したと語っているが、とても美しくて、音の一つ一つが、まるで宝石一粒一粒のよう。今日の演奏も全曲、美しくエモーショナルだった。


京王線の夕方の混雑はdéguelausse(最悪という意味のフランス語)だったけど、本当に本当に行ってよかった♬

このライブを日本で観られるなんてLe bonheurだ!
ありがとう、小沼さん、MOCLOUD RECORDさん!
次は、Arnaud Dolmenを!w


1/18(木曜)にGrégory Privâtというピアニストのコンサートに行くので、その予習をしておこうと思う。ちなみにこの日はゲストに小沼ようすけさん!

最近、気に入ってしまってApple Musicにある彼の作品を毎日聴いています。

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こんなプロフィールです。

  • 1984年12月生まれ
  • マルティーク出身(カリブ海のフランスの海外県)
  • クラシックピアノを6歳で始めて、ジャズに行く前に10年ガッツリ習っていた。
  • 2008年にモントリオールジャズフェスティバルのコンクール、2010年にマーシャルソラル(フランスで有名なジャズピアニスト、作曲家)のコンクールでセミファイナリスト。
  • 2011年、初のリーダーアルバム「Ki Koté」
  • 2013年、「Tales of Cyparis」(これは1902年にマルティニークで起きた火山噴火で生き延びた唯一の囚人の男のことを描いている)
  • 2015年はSonny Troupéと連名で「Luminescence」を発表。
  • 2016年「Family Tree」を発表。 

小沼さんのJam Kaメンバー、Sonny Toupé、Olivier Juste、Arnaud Dolmen、Jaques Shwaltzbaltは当然ながらよく一緒に演奏しているみたい。カリブ出身だから自然な流れなのかもしれませんが、キャリアの初期の段階から、パリでジャズとカリブの伝統楽器「Ka」を融合させたクレオールジャズに傾倒していたようです。

同じクレオールジャズでも、Arnaud Dolmenと比べると、クラシックの感じ、都会的な風味がやや濃いような気がします。


小沼さんもよくカバーして演奏している、グレゴリーの代表曲、「Le Bonheur」は日本人の僕が、なんか懐かしいなと思った曲。それでいてすごくキャッチーだけど、どこか新しさも感じる名曲と思います。新しさを感じるのは、あの独特なリズムにある気がします。たぶん......。いずれにせよ、相当にエモーショナルな曲です。最近、1日に複数回聴いていますが、全然飽きません。(ま、でもそのうち健全に飽きるだろうな、いつも通りw)


あさって、楽しみだなー。 

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