30歳からジャズに熱中したらどうなるのか実験室

いい大人になってからジャズギターを本気で愛してしまった痛い男のブログ

カテゴリ:ジャズギターの練習 > コピー


お歌の上手な友人と音楽で遊び始めていて、「のうぜんかつら(リプライズ)」をやることになったのですが、原曲のピアノ伴奏を聴いた後で、スタジオ練習に入ってただコードを弾いて伴奏してたら、なんか味気ないなーと思ってしまったので、取り急ぎ原曲をコピーしてみっか!となって、トランスクライブしてみました。ピアノ伴奏をコピーするのは生まれて初めてかも...


もちろんピアノとギターは違う楽器なので、まんまコピーするのは無理があるし、ギターはギターらしいことを弾くのがいいと思うのですが、なんか盗めるだろうと思って試しにやってみましたとさ。

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曲やピアノ伴奏に関して気づいたこと
  • のうぜんかつら(リプライズ)は8小節単位のほぼ同じコード進行で続いていき、その上でメロディーが変わることで曲が展開している
  • メロディーはテンションの音とかで入ってても、ピアノ伴奏はそんなテンション入れてない
  • ピアノ伴奏は、そんなに毎回毎回すごい違うことをしていない。基本的なコンピングがあって、味付けがちょっと変わる程度
  • やる前から想像していたことですが、このピアノ伴奏をギターでまんまコピーしようと思ったら結構大変。。。これを見てくださったギターの先生からも勧められませんでした。それよりもギターはギターらしい伴奏、ギターが得意なボイシングをすれば良いのではとアドバイスされました。

その他気づいたこと
  • やってみて思ったことは、このコピーって結構イヤトレにもなりそうだということ。なるべく忠実に過不足なく音を取りたいと思って、特に和音は何回も聴いて超集中したわけですが、「うん、ルートはこれ.......トップはこれ......か。で、間にある音はなんだ、こりゃ。うーん........ん、でもこの響きの感じはP5か?いや、M3か!」「ここはトライトーンの響きかな?」みたいな感じです。この辺は耳コピアプリでやってることとも関連してきたりとかして、耳を鍛えてる感が出てきます。
  • 自分的に新しいコードの押さえ方とかを編み出しました。例えばDadd9のこんな抑え方を自分で見つけました。結構気に入りました。1弦から、
X
7  (M3rd)
9  (M9th)
7  (P5th)
(7) (M9th)
10 (Root)


というわけで、
初めてピアノ伴奏をトランスクライブしてみたわけですが、完コピするのは難しいしあまり意味がないと思いますが、新たな発見がいくつかあり、大いに参考になったので、やった価値はあったように思います。


ちなみに、安藤裕子ののうぜんかつら(リプライズ)、この動画が僕は大好きです。




の続きです。


今回は、
「それ以前にやってた曲を久々にやろうとすると、もう50%くらいしかできない。歌えはするけど、指が覚えてない...。」

を考えたいと思います。

僕はあまりまだコピーした数は多くありませんが、今「やってみて」と言われてそれなりに弾ける曲は、1曲しかありません。。。5ヶ月間ほぼ毎日取り組んで来たFour On Sixです。。。過去にやってきた数曲はもう今ほぼ弾けません...。頭に旋律は残ってるけど、それを再現することはできません。 ちょっと(いや、結構)リハビリが必要です。こういう時、結構凹み、悲しくなります。

「あんなに集中的に練習したのに...自分がダメすぎるのか、それともやり方がいけなかったのか...はぁ」


一方、巷には結構、「あなた、きっとそれ久々に弾いてますよね?なんでそんなにパッと急に弾けるんですか?」という場面によく遭遇します。超ジェラシー。


で、よく考えると、こういうことって、自分に関してもよくあることで。コピー練習に限らず、例えばフレーズなんかでも、安定的にセッションでも出てくるようなものと、練習したけど、全然出てこないものってあります。もしくは完全に諳んじてコード進行を把握している曲と、そうでない曲。

これらの差はいったい何なのでしょう。


これを紐解く一つの考え方に辿り着きました。


(↑特に本文と関係のない画像...)

それは、学習には、「集中学習」と「分散学習」があるらしいということ。


このブログお得意の、メンタリストDaiGo氏の教えです。


「集中学習」とは、初めて遭遇する知識や技術を習得するまで、集中的に時間を投下し、数をこなし、できるようにする学習方法。第一段階。

「分散学習」とは、集中学習によって得られたものを長期記憶として定着させるための学習方法。第二段階。


人の記憶には、短期記憶と長期記憶があるみたいですよね。短期記憶というのはいわば、仮置場。そして長期記憶というのが貯蔵庫。ひとつの動作がいつでも再現できるということ、つまりある学習が定着しているということは、それがいかに長期記憶貯蔵庫から、パッと引っ張ってこれる状態にあるということ。

短期記憶にある間に何度も反復練習しても、その後繰り返さなければ忘れてしまうのが普通なようです。その理由は、覚えたことというのは、短期記憶からすぐに長期記憶に移行していくものではなく、徐々に徐々に移行されるものだからです。


だから、大事なことは、一定間隔を空けた復習を繰り返すということ。つまり、長期記憶に貯蔵されて最初はどこに保管されているか辿り着きづらい記憶を、「えーっと。えーっと。何だっけコレ!」とか言いながらモガいて思い出すというトレーニングが重要みたいです。

確かに、僕はこれをやっていませんでした。一時期だけ毎日のように取り組んで、で、そこから一旦離れると、もうその学習には戻っていない。つまり、長期記憶に行った後、それを探し出してくるという一番面倒なトレーニングを放置していたんだなと気づきました。

だから、今後は、一度集中的に学習したことは、間を置いて復習することを試してみたいと思います。


で、最後に。
これはコピーとはあまり直接関係ない事柄かもしれませんが、学習の定着のためにはという角度でもう一つだけメモしておきます。

あくまで100%僕の推論ですが、いかに緊張する場面でそれをアウトプットしたかも、学習の定着に関わる気がしています。例えば、セッションで何度もやっている曲は、当分やっていなくても、コード進行などがいつでも演奏できますが、たくさん親しんできた曲だけど、家でしかやっていないような曲は、人前でやると崩れたりします。(単に自分が舞台慣れしていないだけ??)

もちろんセッションで出るためには、家で何回も反復練習することも必要だとは思いますが、人前でそれをアウトプットするトレーニングも大切ですよね、きっと。という推論です。


というわけで、コピーに関する考察シリーズは、一旦これにて!!


こちらが僕のFour On Sixコピー動画です。
アドバイス、叱咤激励、大歓迎です!



の続きです。


今回は、
「Four on sixをもう5ヶ月くらい毎日やっているけど、どのレベルまで目指すべきかわからない。」

を考えたいと思います。

つまり完コピを目指すべきなのかどうか。


ちなみに僕は、Four on sixは5ヶ月経過した今もウェスと全く同じようには弾けません。こんなに時間がかかるものなのか。それとも僕がダメすぎるのか。。。泣

この曲めっちゃ速いんです。。。BPM230くらい。ウェスは本当にこれを親指だけで、しかも即興で弾いてたのか勘繰りたくなるほど難しいです。


今までどのように取り組んできたのか時系列で整理したいと思います。

1)音を採る。
僕は「バンドマンがつくった耳コピアプリ!」というのを使っています。こんな画面です↓↓これめっちゃ使いやすいですよね!ストレスがほぼない。ただ最近、「このアプリのデベロッパーはアプリを更新する必要があります」とiOSから警告が来るようになっているので少し心配ではありますが。
で、僕は譜面には書いていません。

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2)コード進行との関連性で演奏ポジション、運指を探る。
分析の一環として、自分の知っているコードポジションと関連させて運指を構築していくことで、覚えやすく、そして分析しやすくしようとします。

3)ゆっくりのテンポから練習する。
音源と一緒に弾いたり、メトロノームに合わせて弾いたり、マイナスワン(iReal Pro)で弾いたり。

4)運指を試行錯誤する。
どうしても弾けるようにならない箇所は、自分が下手だからと斬り捨てる前に、ウェスは違う風に弾いているのではないかという仮説に立って、もっと弾きやすい他のポジションを探ります。ウェスの奏法に関する文献にも少しだけ当たりました。こうして、もう何度も、何箇所も弾き方を直しました。やっと今、納得いくポジションを探り当てるところまで来た気はします。


で、最近他の人がコピーしてる動画をYouTubeで観て、ショックを受けました。
結構違うからです。しかも上手。。。



で、これが僕。ライブ音源の原曲はBPM230くらいですが、この演奏はBPM200です。




で、僕の今の悩みは、このFour On Sixの練習を、これからどれくらい、そしてどこまで続けることが効果があるのだろうということ。

他にもコピーしたい曲はたっくさんあるし。。。でもFour On Sixももっとできるようになりたいし。。。
うーん。


「完璧になるまで続けるべき!」というご意見は、何人かのプロの方から聞いたことがあります。ここに関して僕は情報量が少ないですが、例えば、Wes Montgomery。彼は、Charlie Christianのアルバムのソロ部分をまるまるコピーして、それを演奏する仕事をしていた時期があるとのことですので、(詳しくは→)完コピしていたのでしょうね。


一方で、一般的には、メンタリストDaiGoさんが「完璧主義者は収益逓減の法則を知らないから、時間を無駄にしている」的な発言をされている通り、完璧主義を否定する考え方もありますね。収益逓減の法則とは、簡単に言うと、100点満点中、1ー69点を収穫するときの費用対効果に比べて、70点以上を目指す時の生産活動の費用対効果は劣る...的な雰囲気なことですよね?汗(はい、一応僕は大卒です...) 仕事の世界でも、100点満点を目指さず、60点できた時点で、終わりにした方が効率的だとするのが一般的です。だが果たして仕事と音楽は一緒なのかどうか。。。


で、考察を経た、今の僕の考えは「もしFour On Sixを人前で披露するのであれば、たとえ費用対効果が劣っていたとしても、100点を目指し続けるべき。そうでないのであれば、ある程度のところで一旦区切りを付けて、メイン練習から外し、時々やるくらいに抑える。」です。 


仮に1年後の自分を想像します。100点満点のコピーを目指していたら、1年後にコピーできている曲は、まぁせいぜい2、3曲。60点のコピーでいいや、としていれば10曲くらいでしょうか。 どっちが自分の音楽的な身になっているのでしょうか。後者の方が、その溜め込んだものも多さから、脳内で化学反応も起こりやすい気がしています。
 

とはいえ、まぁ、今まで5ヶ月かけてこのコピーに取り組んで来たことには意味があったと確信しています。確実に少〜しずつ上手くなって来たし、色々研究しましたから。いえ、もちろん上の動画をご覧いただいてもわかる通り、歯がゆい部分がたっくさんあるのですが。。。



僕の考察はこんな感じですが、結局のところ、こういうことも「正答」って無いから、最後は自分の判断なんでしょうね。ジャズの演奏にも正答って無い、ジャズの練習方法にも正答ってない、人生にも正答ってない。つらいな〜、おもしろいな〜。

なんか〆ている感がありますが、もう1回くらいコピーについて整理しておきたいことがあると思います。




 


コピーの練習ですごく悩んでいます。

今は特にWes MontgomeryがWinton Kelly Trioと演奏している名盤、Smokin' at the Half Noteに収録されているFour On Sixをコピーしています。本当に大好きなんです、この演奏。ウェスのソロだけでなく、Winton Kellyのソロも好き。てか全部好き。

このコピーを2月からずーっとほぼ毎日続けてきました。今の僕の悩みはこんな感じです。



「こんなに毎日Four on six弾いてるのに、それが参考になっているようなプレイやフレーズがセッションで出てこない。」

「Four on sixをもう5ヶ月くらい毎日やっているけど、どのレベルまで目指すべきなのかわからない。」

「それ以前にやってた曲を久々にやろうとすると、もう50%くらいしかできない。歌えはするけど、指が覚えてない...。」

 

そこで、コピーについての考えを、何回かに分けて整理していきたいと思います。


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まず、

「こんなに毎日Four on six弾いてるのに、それが参考になっているようなプレイやフレーズがセッションで出てこない。」
 
という悩みについて。


でも待てよと。コピーの目的ってフレーズを盗むことだけなのか?と自問し始めました。そこでコピーという練習で得られる可能性のある事項を改めて整理してみました。
 
  • 一流のフレーズを参考にする
  • 一流のアーティキュレーションを盗む
  • 一流のリズム感、タイム感を体感する
  • 一流のソロのストーリー展開を体感する
  • 一流のアンサンブルを体感する

このように、コピーの効果って、いろいろあるんじゃないでしょうか。ただフレーズのアイディアを部分的に抜き出すだけじゃない。たぶん自然とタッチとかリズム感も、少しずつ少しずつ体の中に染み込んでいっている効果もある気がしています。フレーズってわかりやすいから、ついついここばっかに目がいってしまいますが、他に挙げた要素も一見目立たないですが、超重要な要素ですよね、きっと。

そして、コピーする曲によって、その目的、効果が違って良いとも思えて来ました。このソロはフレーズが参考になる、フレーズを盗める、とか、あのソロはリズム感、こっちのソロは速弾きだ!とか。

で、僕がやっているFour On Sixはあまりフレーズは参考にならないと感じています。一部抜き出してきて、他の曲でやってみたりするんですけど、なんかピンと来ないというか...。だから、僕にとってこの曲のコピーの目的は、フレーズよりも、タッチ、運指の強化、ピッキングの正確性、速弾き、この辺りの栄養を摂取しているのかな、と思っています。
 


さて。コピーの考察くらい1記事で終わるかなと思っていたのですが、案外要素が多く、考えること/書くことが多くてビックリしています。何回かに分けて、「どのレベルまで目指すべきなのか」「永久定着させるための効果的なやり方は何なのか」など、コピー練習について考えを整理していきたいと思います。



最後に。僕のFour On Sixコピーを、未熟であることを百も承知でYouTubeにアップしました。いわゆる「弾いてみた」的なノリではなく、練習が惰性化しないように、一つの区切りにしようという目的です。というわけで、このクオリティーです。(汗)




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