30歳からジャズに熱中したらどうなるのか実験室

いい大人になってからジャズギターを本気で愛してしまった痛い男のブログ

カテゴリ: ライブコンサート感想文


今年は何回小沼さんのステージを拝見しただろうか。これだけ一人のミュージシャンのライブを追いかけたことは今までにない。そしてこのtsuuのソロライブが2017年は追っかけ納めだろう、おそらく。たぶん、うん。

このライブは告知が出た瞬間に秒で予約した。友人と「次にソロライブあったら絶対行こうぜ」と言っていた矢先の告知だったからである。


12/10日曜 夜の部 @鎌倉tsuu

小沼さんは帽子をかぶらず、黒のトップスにモスグリーンのパンツ。いずれもリラックス感のある装い。ソックスは、大学ラグビーファンなら、同志社大学のユニフォームを想起せずにはいられない色合い!

ステージに用意されたギターは5本。
Echizen Jazz Nylon
Echizen新作ガット
フレットレスギター
Nishigakiギター
Gibson ES-275



<1st>
Super Moon
まさかこんな曲をやってくれるとは!ライブで初めて聴きました。ラルクでいう「真実と幻想を」をやってくれた感じでしょうか?
 
June 7th
イントロは曲のテーマのメロディーのアブストラクトみたいな感じから始まって、徐々に形があらわになってきて本編が始まるというアレンジ。超かっこいい。ご本人がMCで、テーマの一部を忘れて誤魔化したと告白されていました。

曲名不明(improvisation ??)
 
Stablemates
特徴的なテーマは聴いたことあるな、なんだっけなと思っていたら、この曲だった。

Flowing
新鮮なイントロから始まって、新鮮なアレンジのFlowingとなった。何回聴いてもこの曲は本当に美しい。

Le bonheur
Grégory Privâtの曲。この曲も本当いエモい。サビのコード進行が特に好き。
 

1stは結局EchizenのJazz Nylonで全曲通した。


<2nd>
Improvisation
Nishigakiのギターを持って2ndスタート。
全てアドリブだったらしい!これが一番今日グッと来たかもしれない。
おそらくStrymonのBIG SKYというリヴァーブのエフェクターを使って、ふぁーーーっていう空気感を出しながら、幻想的な自然の世界を音で表現しているような感覚になった。これこそ小沼ようすけの特長であり、真髄であるのかもしれないと思った。世界中にトップギタリストはたくさんいるけど、これは小沼さんしかできない、小沼さんならではの表現のような気がした。
 
Seascape
うおっこんな曲ソロギターでやれんだ!?っていうJam Ka収録の曲。 
 
Dlo Pann
最近知ったんですが、Jam Ka Deuxに収録されているこの曲、小沼さんの作曲ではなく、プロデューサーのジャック・シュワルツバルトなんですね。小沼さんは彼のこの曲との出会いが、クレオールジャズとの出会いだったとか。
 
Oleo
また出たよ。。。僕が単音で演奏することも未だに苦戦しているOleoをソロギターで。。。しかも今回はアレンジがおもしろくて、伴奏部分のリズムを一部わざと弾かない、スキップするみたいなことをしていた。

Isn't it romantic ?
最近ご無沙汰感のあったES275を手にとっての演奏。僕がこのギターを見たのは8月のトニーモナコ公演@Cotton Clubのアンコール以来かな。

Bag's groove
テーマを聴いて超興奮した!まさかの小沼さんのBag's groove!てかきっとどうせ久々に弾いたと思うんです。でもテーマ一つ取ってもいろんなポジションでいろんな弾き方をされるわけですよ。どうなってるんですか!?まぁテーマはシンプルっちゃシンプルですけどね。それにしてもですよ。

Beyond the sea
なんか今日は一部だいぶリハモしていた!?

<encore>
Green(やりましたよね?)
Alison(やりましたよね?)
Jungle
Chialamonti

アンコールは、「僕のレパートリーの中から何かリクエストがあれば」と上の4曲。リクエストとか最高すぎる。。。Jungleには弟であり、マネージャーであり、パーカッショニストである小沼ゆうじさんが参戦!めっちゃよかった!ちなみにお昼の部のアンコールに関しては、こんな証言が↓↓

image
 
エモーショナルすぎるだろ!!!!



パリ、ミュンヘンでのJam Ka公演を控えているので、てっきりセットリストはJam Ka系の曲が多いのだろうと思っていたら、全然。こんなに幅広いセットリストを聴けるとは。さすがトップミュージシャン...。

これだけいろんな曲を自由にやってくださるっていうのは、合わせる必要のあるバンドメンバーがいない、ソロライブならではでもあるのでしょう。ソロライブは2016年の大森以来2回目なのですが、このリラックス感は@tsuuならではなのでしょうね。

 


で、つくづく思うけど、そのtsuuというお店は素晴らしすぎる!!よくもまあ、こんな鎌倉という素晴らしい土地の駅近くにこんな素晴らしい蔵があって、ライブなどイベントのできるカフェにしたなという感じ。幸運の極みの店。空気感がすごくあったかくて、毎回充電させてもらっている感じがする。
ライブがなくてもコーヒー飲んだりご飯食べにちょくちょく訪れたいお店(自宅から遠いからなかなかそうは行かないけど泣)

小沼さん関連で知り合えた大切な仲間とも再会できて超楽しかった。





僕はとんでもないことをブログで宣言してしまった、と改めて思った一日になりました。


浅草ジャズコンテスト@浅草公会堂を見学しに行きました。ジャズコンテストを観に行ったのは、新潟ジャズコンテスト2016ぶり2回目。


大田区民センターのように広いホールの客席は割と賑わっていた。5,6割は埋まっていただろうか。平均年齢は相変わらず高め。出場者は若めで、聴衆はおじ(い)ちゃん、おば(あ)ちゃん中心。


定刻通りに始まり、講談師とフリーアナウンサーが司会で出てきた。

講談師の存在によって浅草感がすごい!てか、講談師ってすごいな。なんか、まるで生で喋ってる感じがしない...録音したのを流してるみたい。


ボーカル部門からスタート。
ここで新しい世界をまた垣間見た。
●ジャズボーカルにはバースから歌ってテーマに入るという手法があるらしい。
●ジャズボーカリストはギッラギラの衣装を纏いがち。これ眩しくて目に痛くて正直個人的にはあんまり好感持てない...。
●ジャズボーカルには複数人で歌って見事なコーラスワークと振り付けみたいなのをするという芸風があるらしい。二組いたけど、どちらも素晴らしいコーラスワークだった!

てか、どのボーカリストたちも素晴らしかったけど、バックで弾いてるサポートのトリオの演奏が心地良いんだわ、これが。かっこいい。


その後、バンド部門。

1組目の中高生の演奏から度肝を抜かれた...。トランペットソロとか、ピアノソロとか、何、みんなめっちゃ上手い。この年頃から、これだけの技術を持ってこれだけのステージに立っているのか。なるほどね涙..........orz

その後出てくる人たちみーんなとっても上手い。曲もオリジナルが多い。で、誰一人緊張を感じさせない。すごいな...。個人的には最後のピアノトリオが一番グッと来た。


そして、最後はゲスト演奏。コンテスト出場者も素晴らしかったけど、やっぱベテランは違うなという印象。すごい楽しかったし、会場もめちゃめちゃ盛り上がってた。バンド部門での審査員からの講評で、「曲もいいし、アレンジもいいし、演奏技術も高いけど、優等生みたいに上手くまとまり過ぎてた。もっと暴れるところ、人間らしいところがあるともっとよかった」というコメントが数回あった。これには大きく頷いたが、ゲスト演奏は確かにそこに違いがあった。一部タガが外れたように、大胆にぐあーって突き上がるところがあってそこが全体の演奏の印象を明らかにより良いものにしていた。

なるほどね。


てかこれほどの演奏を1500円(前売)で見られるって結構お得だな!!



で、最後に。
僕レベルのミュージシャンがこのコンテストに挑もうなどハッキリ言って笑止千万だと思う。でもこれはチャレンジしなくてはならない。なぜなら、「男に二言はない」からとかっこいいことを言いたいが、そうではない。だって、いかにあの宣言を消そうか考えていたのだから...。そうではなくて、もう既にあの宣言を友人に見られてしまったのだ。。。

ただの友人ではなく、共にそれぞれの夢を追いかける大切な友人に。

だからどんなにブザマでもやるしかない。

しかも、やるかやらないか、どちらが自分がより成長するだろうかと考えると、きっと前者だ。自分の成長のスピードをマキシマイズするという目的のためには手段は選ばない。一次の音源審査で、笑われて秒速で落とされて、仮に審査員にCDを足で踏まれても、挑戦はしたい...!


ということで、はい、バカが通りますよー笑



ところで、浅草は風情があっていいなぁ。


小沼ようすけさんの盟友であり、Allendeのメンバーでもあるカイペティートさんのソロライブを観てきました。シャーマンズというグループでもご活躍されているそう。

12/7木曜@原宿LIVE NOTE CAFE


このお店はカラオケバーらしい。結構お客さんがいた。20人くらい?

<1st>
Yellow taxi 
Joni Mitchelの曲。

Englishman in New York
好きだなぁ、この曲。Stingの曲なんだ!Aメロやサビのメロディーがエモい。"Be yourself, no matter what they say"って歌詞も佳い!ここで変態ギター登場。てかカイさんソロとか言ってるけど、ボーカル、ギターの他にベースも聴こえて来るよ!これKaiトリオじゃん!すごい!グルーヴが最高に心地よい。

夕凪
インスト。地元の稲村ヶ崎をイメージして作ったというKaiさんオリジナル。すごい綺麗。

Caledonia
Allendeのレパートリーでもあるカバー曲。これ特に感動した。なんでだろう、Allendeライブでも自宅でも聴いて耳に馴染んでいるせいもあるかもしれないが、この曲の持っているパワーがKaiさんの声にすごいマッチして化学反応してる気がする。美しくて仕方ない。カイさんが歌うCaledonia本当に大好き。

Night flight
このカイさんオリジナルもすげえカッコいい!すっげえカッコいい!

Autumn leaves
すげー!変態ギターとか言ってるけど、本人も変態だ、こりゃ...



<2nd>
The water is wide
大橋トリオもカバーするこの曲。いいわぁ。

Blackbird
Beatlesの曲。原曲は割と平坦に朴訥と歌ってく印象があったけど、カイさんアレンジではダイナミズムがつけられてた記憶。

The Christmas song
Nat King Coleの曲

Your song
Elton Johnの曲

Walk in Atlantis
うおっ!Caledoniaに続いてまたAllendeのレパートリーだ!嬉しい(^-^)
この曲はこの印象的なサビのテーマも好きだし、曲後半の謎めいた展開も好き!でもいつも小沼さんがサビでオブリみたいなのを弾いてるのに聴き馴染んでいるから、それがないのがやや寂しかったかも。自分の中で小沼さんパートを付け足した。

KaiさんOriginal(曲名不明)

<encore>
I shall be released
Bon Dylan

ハレルヤーって曲(曲名不明)



ギターの弾き語りです。でも、弾き語りと言うと、ジャカジャカギターをかき鳴らして、その上にボーカル乗せるみたいイメージがあるけど、カイさんのは超上級のギター弾き語り!伴奏のバリエーションがすんごい豊かだし確か。パーカッシブなところとか、あの低音とか、あのグルーヴがとても心地よい演奏だった。あの変態ギターのベース音、ソロライブでその魅力がよりハッキリわかった。


今日は英語歌詞と歌詞のないスキャット(?)のボーカルだったけど、ぜひカイさんの歌う日本語歌詞も聴いてみたい。



カイさんの直近の活動では、今月も渋谷のLiving room cafeで出演する他、湘南方面では、通称"下心"というお店で1/8セッションショーがあるとか。それも楽しそう。1/26にもBar126??とかなんとかでソロライブがあるとか。
 

てかこのLive note cafeは、終演後カラオケになるらしい。それはそれでめっちゃ楽しそうだな。



「稲城」ってどこ?てかこれ何て読むの?
と言うところから始まった今回のコンサート。

新宿から京王線に揺られ、降り立った駅は、気持ちの良いくらいただの住宅街。開けていて気持ちの良い住宅街。


古都鎌倉のど真ん中のカフェだったり、渋谷のラブホ街のど真ん中のライブハウスだったり、瀟洒な二子玉川のど真ん中のジャズバーだったり、住宅街のど真ん中のコンサートホールだったり、会場も七変化だなー、小沼ようすけ氏は。


2017-11-25-14-55-15

2人のギタリストの公演。
410席の観客席に対し、ステージ上にはポツンと孤独に置かれた椅子がたった1つ。「ここでソロ演奏するとか恐怖でしょ」と友人。


まず小沼さん、大萩康司さんの順番で各々のソロ演奏があり、その後デュオという粋な進行。


予想通り、ジャズライブと違い、ほぼ定刻通り15:00に開演。


小沼さんのソロ。
僕は常にこのブログで正直に書いている。お世辞や嘘を一切書きたくない。ジャーナリスト魂など1ミリもなくて、自分自身のために自分に嘘をつきたくないから。だから今回も本音で書きます!

PAやマイクを使わず、生音でお届けするというのが今回のコンサートの趣旨だったそうだが、小沼さんの演奏は、個人的にはもうちょっと音量というか音圧を感じたかったなと思う。一緒に観ていた友人は小沼さんが緊張しているように見えたと言うが、そのせいもあったのだろうか。確かに、MCの時は緊張してそうだなぁと僕も感じた。おそらく初めて本番で使ったNew Echizenギターに、比較的やり慣れていない(であろう)コンサートホールでの演奏だからだろうか。

それでも、僕は一曲目のFlowingでは思わず笑顔になってしまっている自分に気づいたし、Explorerもやっぱカッコいい曲ぅ〜小沼さん指動きすぎー正確すぎーと驚嘆したし、Flywayの今回のアレンジも好きだったし、今自分が一生懸命取り組んでいて単音でテーマを弾くことすら苦戦しているOleoをソロでやっているのを目の当たりにしてみぞおちにGackt級のパンチをもらった気分になったし、素晴らしいことには変わりなかった!この5日前に村上ポンタさんと二子玉川で演奏した同じギタリストとは思えないほどの七変化ぷり。この持っている側面の多さ、引き出しの数の超絶さが小沼さんの魅力の一つですね。


大萩さんのソロ。
クラシックギタリストのライブをちゃんと観たのはこれが初めてな気が。最初からマイクを持って「落ち着くまで30秒くらい待ってくれ」と言っていたので、(´-`).。oO「あれ少し弱気なご発言。大丈夫かなーこの方」と思っていたら、全然大丈夫だったw

マイクを置いて、左足を台に乗せ、ギターを股の間に固定して、チューニングを再確認し、全てが整ったら、両手をだら〜んと一回下に下ろして、右手で鼻を一瞬触ってからギターに向かって構え演奏し始まる。毎回演奏前にこの儀式をされていた。イチローのルーティーンみたいなものだろうか。

奏でる音楽も知らないけど、美しい。3曲目くらいになると心地よくなってきたのと、ややマンネリを感じて僕は瞳を閉じたzzz。でもMCになり4、5曲めのタンゴでシャキッと起きた!めっちゃいいじゃん、タンゴ! 

小沼さんと比較すると、同じガットギターなのに、こうも違うものか!という感じ。構え方も弾き方も全く別物。大萩さんはこういう場面での演奏に慣れているのだろうか、小沼さんよりリラックスしていた気がするし、音量も心地よく感じた。弾き方の違いもあるだろうし、楽器の違いもあるかもしれない。ギターのトップの木の種類は音を特徴付ける大きな要素だそうで、小沼さんのシダー(杉)に対し、大萩さんはスプルース(松)。 前者の方が丸みを帯びるのに対し、後者はよりハッキリクッキリするとか。確かにそんな感じだった。


15分の休憩後、デュオ。
大萩さん本人も「インプロヴィゼーション系の小沼さんと譜面ありきの僕が一緒に演奏するとどんな化学反応があるか楽しみ」とMCで語っておられた。当然ながら、同じギターユニットである、Inspired Guitar Duoとも、Allendeとも全く違う世界。個人的な大まかな印象としては、大萩さんが大体骨組みを作って、そこに小沼さんがリズム、ハーモニー、メロディー、オブリ、インプロヴィゼーションなど様々な側面で味付けをしていくという感じがした。個人的に印象に残っているのは、Beyond the sea。クラシックギタリストがメロディを弾くこの曲がこれまた美しくて。

小沼さんは面白いことをMCで語っていた。大萩さんがバッハのとある曲を少し弾くと、「僕にはそれがコードに聴こえる」と。そして小沼さんの解釈でコピーしてみせた。会場は拍手。「でも譜面を見ると、ああ、ちゃんと横で繋がってるんだと気づく」と。いまいち理解しきれなかったが、こういう面でもアプローチが違うのだと思ったし、ジャズ系ミュージシャンの感性のヒントが見えたような気がした。



さて全体の感想。

初めて拝見した大萩さんの織りなす世界観は素晴らしい!クラシックギターもかっこいいなーと思ったし、この人も変態だなーと。左手の小指の大活躍ぶりに見とれた。人間の小指ってあんなに発達するもんなんだと。小沼さんとも運指が全然違う。今後もっと聴いてみたいと思った。


そして、小沼さんに関しては、いつもと全然違う側面が見られたことが今日一番の収穫かもしれないと思った。正直演奏そのものは、いつもの小沼さんライブに比べるとそこまでグッとは来なかった。(いや違うんですよ。これは比較の問題であって。)たぶん受け取る側の僕にあまりクラシックのリテラシーがないこともあるかもしれない。それかもしくは、それの意味するところは、きっと小沼さんもこのジャンルは研究中の分野であって、まだ音楽的にも会場的にもやり慣れていないのではないかと。つまり、この公演は小沼さんにとって、さらに高みを目指していくためのハードルの高いチャレンジだったのではないかと想像しています。既にいろんなことをマスターした小沼さんが、守りに入らず、まだまだ貪欲に新しい世界を切り拓こうとしている証なのでしょうか。

小沼さんはコンサート後、FBやTwitterで「完全生音で素晴らしいホールの響き、ソロ、大萩くんとの 演奏を終えて、自分の中で新たな扉が開きました。その先は果てしない。」とコメントされています。そしてそこに添付されている2人の写真。小沼さんの笑顔は心なしか、満面の笑みという感じではなくて、安堵というよりも課題を感じていそうな表情に見える。ま、完全に僕の妄想ですが。


てか、ええ小沼さんでもまだ果てしない先を感じているんですか??既に僕らから小沼さんまでの距離が果てしないのですが。涙

小沼さんクラスのギタリストでもこういう面があるということは、小沼さんも決して全知全能の神ではなく、同じ人間なんだなぁ。と。おそらくこういうチャレンジや圧倒的な努力の積み重ねで今の小沼ようすけさんがあって、まだまだ自分の理想を追いかけてチャレンジし続けていくと。。。。コンサート中のMCでも「大萩くんと演奏すると引き(弾き)篭りたくなる」と語っていましたね。そう解釈すると尊敬の念がさらに増します。


改めてですが、全てだいぶ僕の勝手な想像です!
小沼さんは果たして今後どこまで行ってしまうのか、行ってくれるのか。僕らにどんな世界を見せてくれるのか。楽しみすぎます。


ここから先は余談。


ちなみにこういう公演では、ご丁寧にセットリストを掲示もしてくれるし、プリントもくれるので嬉しい!

2017-11-25-17-41-30


2017-11-26-10-01-55
「フロウイング」など英語の曲名も容赦なくカタカナ表記なのがエモい。なぜビヨンドザシーだけ例外を許されたのかという細かいところを指摘してしまうこの性格が、僕が女性にモテない理由の一つかもしれない。

こんなに素晴らしい演奏なのに、会場は60%くらいしか埋まっていないような。客層もいつもの感じで40代以上が中心と思われる。なんで若い人はこんな少ないかなー。




ああ、小沼ようすけさんは、もう本当に楽しそうなライブイベントばかりで、こっちも忙しいな!笑。スルーできない。。。でも一説には、ジャズミュージシャンという括りで言うと、小沼さんは少ない方だとか?

今回は村上ポン太さん、坂井紅介さんとのトリオ。同じ編成で同じ場所でのライブは一年前にも観たことがあって、たいそう感銘を受けた記憶があります。Moonglowが特に印象的でした。僕は、小沼さんの音楽的七変化の中でも、特にトラッドなジャズな面が好きで、さらにドラムのいる編成も好きなので、今回はあまり迷わず予約!



この日も最&高 (©きゃりーぱみゅぱみゅ)だった...。

↓ご参考




開演時間から10分ほど過ぎた頃、まずドン・村上PONTA氏登場。少し遅れて坂井さん、小沼さん。

小沼さんの今日の出で立ちがこれまた最高にかっこいい...。白いニットのセーターにこうぴょんぴょんと装飾が生えてて(なんて言えばいいんだろ、あれ)、ブラウンの長髪の上にひょいとモスグリーンのハットをのせている。既にかっこよすぎる...。
(照明によってちょっと色の認識が違うかもしれませんが、、、) 

坂井紅介さんもアレ?今流行りのロングシャツですか!?


Coffee please

小沼さんオリジナル。やんちゃなイメージのあった曲だったけど、この3人の演奏は激シブだった!!


Well you needn't

Thelonius Monkの曲。タイトルは「お前いらない」って意味らしい。


Goodbye Pork Pie Hat

Charles Mingusの曲。Joni MichelやJeff Beckがカバーしたことで有名になった、とポン太さん。坂井紅介さんアレンジということで、ベースイントロで始まる。この曲知らなくて曲名のコールを「Goodbye Overhead」と聞き取っていたが、ちょっと違った。どうでもいい話ですがw


Ramblin'

Ornette colemanの50年代の曲とのこと。ルーパーで小粋に遊ぶ小沼さん。無線通信の電波が行き交っている的な効果音をその場で作って、出したり引っ込めたり。。。天才かっ!!引き出しの数!!


寿限無

山下洋輔さんの曲。落語のあの寿限無をジャズ音楽にしたそうだけど、これめっちゃかっこいいやん!テーマ激ムズそうだけど、小沼さん難なく弾いてたなぁ.....


<encore> 
 

Red Baron

Billy GrahamじゃなくてBilly Cobhamの曲。ビリーグラハムってググっても宣教師しか出てこないからおかしいなーって思ってたらコブハムだった。一年前はアンコールを求める拍手があったのに「アンコールなんかやんねーんだよ」ってポン太さんが言い放って本当にやらなかったんですが、今回は普通にあった。



プロの演奏を見るとよく思うが、この人たちって本当に人間?って勘ぐりたくなる。 



もう、小沼さんには本当にあんぐりしっぱなしでした。毎回そうだけど。本当この人なんなの?セットリスト的にもそんなに普段やり慣れていないであろう楽曲ばかりだろうに、リラックスして完全に自分のものにして演奏している感じ。アドリブソロでムーディーに音数少なく弾いてたと思ったら、急に速いパッセージでまくし立てて聴衆をフックして最高潮に持って行ったり、寿限無の複雑そうなテーマも難なく弾きこなし、気が利いていたり予想外なコンピングしたり、ルーパーで粋な演出したり。。。なんなんだ、その引き出しの多さは!


で、特にこの日印象に残ったのは、アドリブソロを終えるその瞬間!最&高 (©きゃりーぱみゅぱみゅ)にかっこいいねん!全曲!終わり方がめっちゃかっこええねん、終わり方が!美しすぎて、鮮やかすぎるねん!音的にだけでなく終わり方のビジュアルもかっこいいんですよ。


あともう一個。小沼さんはアドリブソロのコツとして、シンプルでいいからその場で生まれた一つのモチーフを、可愛がって育てていくという演奏が理想とよく語っておられるけど、まさに小沼さんのソロはそれが高次元で実現されているから聴いてる僕も楽しいんだ!と思った。


あともう一つどうでもいいことをレポートすると、小沼さんのギターヘッドが最前列の女性に超接近してるように見えて、いつかガン!とかって接触事故が起きるんじゃないかと少しヒヤヒヤしていた。
 



今回ステージで見た小沼さんギターは、Nishigakiギター1本のみ!
 


坂井紅介さんも、ほんと楽しそうにベース弾いててめっちゃよかった。ベースのことはよりわかんないけど、ともかくめっちゃかっこよかったし、素晴らしかった。


ポン太さんも、見た目は完全に闇組織のドンみたいなんだけど、すんごいお茶目で。特にMCとか。今回は前回より親近感湧いた。観客の視線や反応から判断するに、多くはポン太さんが最も「推しメン」だったような感じがあった。僕の隣の女性も一人で観に来られてていたけど、彼女もドラマーで普段そんなにジャズに親しんでいるわけではないけど、ポンタさんが来ると言うことで観にきたとか。へー、そういう感じなのか。



この日の唯一のストレスは、マイクが調子悪くてポン太さんMCが何万回も途中でブツッと切れてたこと。ポンタさんはマイク叩きつつ「怒ってないんですよー」ってニコってしてたけど、聴衆的にはだいぶ気になった。


ステージは本当に最&高 (©きゃりーぱみゅぱみゅ)だった。絶対また観に行きたい!

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