30歳からジャズに熱中したらどうなるのか実験室

いい大人になってからジャズギターを本気で愛してしまった痛い男のブログ

カテゴリ: ライブコンサート感想文


標題の件、観て参りました。

インプロヴィゼーションの要素の濃い、最高に素晴らしいステージでした。詳細はあまり書きませんが、井上銘さんの曲、小沼さんの懐かしい曲、メジャーなジャズスタンダードからちょっとマニアックなジャズの名曲まで聴けてとても楽しかったです。
 


ところで、二人の偉大なギタリストを観ながらふと思わされたことがありました。

「あ、僕も今からセッション楽しんじゃおう」

ということです。
 

僕は、ステージ上でほぼフリーハンドと言っていい感じで、その瞬間瞬間で粋な芸術を創り上げて、観客の心をこれでもかと揺さぶる2人のアーティストに強烈な嫉妬の感情を覚えました。(メジャーリーガーに嫉妬する少年野球生みたいですが...)
 

その瞬間芸術をライブで目撃して自分自身楽しみながらも、一方で「こういうことめっちゃやりたいけど、今世では無理だな。でも来世も人間に生まれてくるかな?」と絶望的な気分になったのですが、「本当に無理かな?........いや、てか、ユーも今のレベルであっても別に楽しんじゃえばいいんじゃないの?」と思ったのです。




Keyは2つあります。


1つめ。

小沼さん、銘さん、両名が本当に楽しそうだったこと。


僕は未だにキーネーシス的な考え方をしてしまっていると気づきました。このブログでも何回もキーネーシス/エネルゲイアの事は書いていることを覚えているのですが。つまり、今の自分は未熟で、不完全であると。よく例えられるのは登山ですが、キーネーシス的な考えとは、山頂にたどり着くことが目的だからそれまでの道中は単なる過程で、エネルゲイア的な考えとは、道中の風景、食事、出会い、全ての過程が登山であるという考え方です。きっと僕はまだキーネーシス的な考えが抜けないから、セッションに行くのもビビるし、人とセッションする時も自分のミスやできないことばかり気になるし、縮こまるし、という感じなのでしょう。


誰かとセッションする時、特に上級者とやる時は、たぶん無意識に「うまいことやらなきゃ」と思ってるんです、僕。何か「正解」「模範回答」を探している自分がいる。そう、学校のテストのように。「ジャズとはこうでなくてはならない」「コーダルにソロをとらねばならない」「バッキングはこうでなくてはならない」などなど。自分の演奏を善し悪しで評価してるんです。


もちろんそういうのも大事だとは思います。そうでないと成長しませんからね。


でもそれと同じくらい重要なのは、自分が一人のミュージシャンとして、一人の人間として、その瞬間を本気で楽しんでいるかどうかな気がしました。


偉大なギタリスト2人はたぶん上手く見せようとか、ここはこうでなくてはならないとか、そういうことから一切リリースされている気がしました。それよりも2人及びお客さんを含めた会場全体で楽しいことをしよう、美しいものを創ろう、というピュアなモチベーションな気がします。2人は呼吸をしているし、お互いの呼吸を感じていたように見えました。




2つめ。

井上銘さんは独自の音を持ってる。

当然と言えば当然なのですが、同じジャズギタリストだけど、小沼さんとは全く違うんです。銘さんがギターで創る美しくてピュアな世界に自分も感化された気がします。本当に綺麗でした。とてエモに揺さぶられました。

そこで、ミュージシャンにとって最も大事な事は、自分の音を持っていることかもしれないと思いました。普段練習しているときは、リズムが合ってるか、音が合っているかなど、いかに正しく弾くかということを目指してしまいますが、その先にあるのは、先生か誰かに丸をもらうことではなくて、自分の音を追求することであるということを忘れたくないなと思いました。


そして自分の音を追求するには、まず自分の「好き」を集めることかなと思います。いい演奏を聴く、グッと来たらそれがどうなっているのか分析して、再現性を高める。

あとは自分の演奏を分析すべきっていうおもしろい意見をツイートで見たのを思い出しました。これも自分の音を確立していくために重要なことかもしれません。



以上です。


この気づきがあったからと言って普段の練習のやる項目としては変わりませんが、内なる意識が変わるといいなと思います




4/19木曜、akiko&小沼ようすけコンサート@渋谷TRUNK HOTEL。

2016/3/11のTony Monaco、Gene Jacksonとのライブ@モーションブルー横浜以来、小沼ようすけさんのライブは行きまくった印象があるが、ボーカリストとのデュオ、歌伴を生で観るのはこの日が初めて。

会場のTRUNK HOTELは、「みんなでホテルを作る」という新しいコンセプトが話題のホテル。ホリエモンチャンネルでも取り上げられていました。

 


渋谷の喧騒を少し抜けたとこにあるという立地が最高。
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一歩足を中に踏み入れた瞬間から、だいぶスーパーおしゃれで濃いぃ異空間が広がっておりました...。
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一階はバー&カフェみたいですが、コワーキングスペースでもあり、イベントスペースでもありみたいな、いい感じのごっちゃ混ぜ具合。
 
外の空間も開放的に広がっております。
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コンサートは4階のチャペルで行われました。
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チャペルに流れるいい感じの音楽にノリノリで体を揺らしながら開演を待ち、19:40くらいに小沼さん、akikoさん登場。

小沼さんはブラウンのハット、イエローの柄のシャツ、ベージュのパンツ、ブラウンのソックスと革靴。

あ、akikoさんて、このお姉さんはさっき一緒にエレベーター乗った人だ笑


<1st>


It dont mean a thing

akikoさん、マイクテストしてると思ったら、そのまんま演奏スタート!のっけからカッコいい。。。軽快な速いスウィングが心地よい。


Fly me to the moon

akikoさんダンジェロ製らしきウクレレを構えて始まった、緩やかに心地よいFly me to the moonKeyはなんだろと探してたけど、一小節めがDmぽいからFかな?


Friend and lover

この曲が小沼さんだけでなく、作曲にジャック=シュワルツバルトも入っていたのは知らなかった。ゆったりとしたテンポで。つい小沼さんの指板を研究してしまい、いくつかコード進行がわかりましたよ!


Beyond the sea

この日唯一の小沼さんのソロギター演奏。「チャペルで演奏してみたかった」と始めたのが、もはや小沼さんライブの定番とも言えるこの曲。しかし、なんでこんなに何回も観てるのに飽きないのだろう。。。ラルクの場合は、ライブ定番曲(Stay Away、link、Caress of Venus、Driver’s High、HONEYなど)になるとがっかりするのですが笑。自分もこれを少しコピーしたから、この曲の難しさがわかるし、わかるだけに小沼さんの演奏もとてもスリリングに見える。でもそんなスリルをよそに素晴らしいスペクタクルをたった一人で繰り広げるからマジで変態だと思う、このお方。。。なんかCD音源の構成の後に少し何か足しているような印象。


Rum and Coca Cola
トリニダードのトロピカル感溢れる曲で、可愛らしいけど当時の情勢を風刺的描いているそうな。小沼さんこんなトロピカルな曲の上でも、まるで現地人みたいに良い感じにソロしちゃうんだもん。すごいよ小沼さん。


Afro blue

John Coltraneの曲かな?パーカッショニスト小沼ゆうじさん参戦で、トリニダードからまたアフリカかどっか違うところに旅した感じ。
 


<2nd>

The reason of my tears

Akikoさんの曲。調性が薄い感じのすごい不思議な曲調。


スパルタカス 愛のテーマ

映画の曲らしいです。


Forget regret

ジャックシュワルツバルト作曲でRH factorのアルバムにも収録されているとのこと。これ初聴ですけど、めちゃめちゃいい曲ですわ。 翌日からハマっています。


A song for you

Akikoさんの曲。パーカッショニスト小沼ゆうじさん再び!


Songé mwen

akikoさんの提案でみんなで手拍子。小沼さんからのこの曲の手拍子のコツとして、「手を打ったあと、その音を慈しむ」という絶妙な説明があった笑。大盛況


One note samba

akikoさんの提案で、観客もフリスクや小銭入れなどでシャカシャカとパーカッション参加。akikoさんのこの曲についての解説がとってもおもしろかった。「One noteという名の通り、最初は一つの音だけでメロディーが作られていて、その後いろんな音が混じってくるのだけど、結局自分が言いたいこと、奏でたいことって1つで十分でしょ?喋りすぎたり弾きすぎたりするのではなく、一つの音を大事にしよう的な歌で、メロディーと歌詞が連動している」的なご説明だったかと。ミュージシャンの端くれとして深く胸に刻みたい。



<Encore>


Route 66

Akikoさん、お客さんにどんな曲を最後に聴きたいか問いかけたところ、盛り上がる曲をリクエストされ始まったブルース。おそらくBb。Akikoさんのノリノリのボーカルで会場もyeah!状態。そんなakikoさん、ギターソロになってからステージを降り、控え室に戻って何か取りに行ったのかな?と思ったら、取りに行ったのは、トランペットのおもちゃみたいなちっちゃい楽器(?)と、小沼ゆうじさん!目を閉じてギターソロを弾く兄におそらく気づかれることなくジャンベの前に座り、すーっと演奏にジョイン!小沼さん「おっ」て薄く目を開けたような。ギターソロはどんどん盛り上がり、なんとギターとジャンベの4バース!そんでもってakikoさんのトランペットのおもちゃソロに!これが意外なことに、個人的にめっちゃツボだった。yeah!! ジャズブルース?にジャンベっていけちゃうんだって思ったけど、全然いけちゃう!けど、小沼ゆうじさん的には初めての経験だったらしい!!



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akikoさんのモニター用に置かれたMarkAcousticアンプ


akikoさんと小沼ようすけさんは同じ2001年デビューで、旧知の仲のようで、デビュー前後はよくデュオで演奏していたそうですが、昨年2017年の第1回ライブ@TRUNK HOTELが久しぶりの共演だったようです。お互いが強固に独立していて、お互いに絡み合ったり離れたり自由で、そこから届けられる音楽は、たった二人しかいないという心細さを、まぁ全く感じさせませんよね。むしろゴージャス。本当に素敵で幸せな時間だった。

akikoさんは、初めて拝見しましたが、ジャズだけでなくあらゆるジャンルの曲を歌い上げ、観客を演奏によく巻き込んでくださったり、配慮してくださったり、素晴らしいシンガーでございました。個人的にはRoute66、It don't mean a thingの歌が特に印象に残ったかなぁ。

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で、問題は小沼さんですよ。この人かっこよすぎるわー。マジで。やんごとないわー......もっとインテリ的に言語的にこのすごさを表現したいのだけど、稚拙な言葉しか出てこないw。僕もギターをやってるので、小沼さんがどれだけ本番で難しいことをやっているかがちょっとはわかるんですよね。それをミスなく、もしくはミスを感じさせず、あれだけ華麗に弾ききるなんて。。。いや、僕もっと簡単なことを家で練習してるのにミスなく弾くようになれないんですが!みたいな。地球70周半差くらいありますな、こりゃ。え、土星?笑

(参考 Google調べ)
地球   40,075 km
土星 378,675 km

しかしながら、以前と比べたら、何をやっているかを理解できる数は増えているような気も。特に抑えているコードとか。でもソロになると.......涙。

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あと、あの引き出しの半端なさと使いどころの良さね。 本当ギターでいっろーんなことをやるわけですよ。エフェクターも駆使して。でもそれが決してこれ見よがしじゃないところがまたスゴイ!超効果的なんですよ。
で、この日認識したのは「小沼ようすけは手先だけでなく、足先も器用なギタリスト」ってことですね。ある曲のエンディングで、BOSS DIGITAL DELAYのルーパーの音を右足でキックを回しながら少しずつ減衰させていき、左足はSTRYMONのBIG BLUEのペダルをなんかいじっていて。で、当然その間も手はギターを演奏していて....。それはそれは、ちょーいい感じに着地しましたよ。
それに加えて、ボーカリストのマイクがハウろうが、チューニングしてなかったのに曲が始まってしまおうが、全てプラスの波に変えてしまうサーファー。もう、どんな形容の言葉も見つかりませんわ。



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ところで、ぼくが今日一つ気になったのは今日のガットギターとして選ばれた薄いボディーでスプルーストップと思われるガット。なぜ小沼さんがEchizenではなく、このギターを持ってこられたのかわからないのですが、個人的にはそのボディー厚に見合った感じの音がちょっと物足りなく感じました。Cordobaの55FCEもしくは GK Studioかと思ったのですが(下記外部記事ご参照)、ヘッドなどのパーツを見比べる限り違うぽい。どこのギターだろうか?


【レビュー】Cordoba コルドバのエレガット 55FCE Negra


【厳選】ライブにおすすめのエレガットギター3選


そして小沼さんのガットギターで傷が目立ってないというのがレアな気がw。EchizenとかTaylor(そういや、あのボロボロのギターは今どこにいるのだろう?)だったら今日のガットでの演奏どうだっただろうかと妄想したりしました。

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いやー、何はともあれ、最高に贅沢で、最高に幸せな時間でした。


最後に1枚。
akikoさんのマイクに繋げられたエフェクター。小沼さんのMCボイスをいじった以外何かに使ってたのだろうか?笑
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いつもお世話になっているギタリスト露木達也さんと、小沼ようすけ15周年ライブで小沼さんに紹介されて知ったピアニスト永田ジョージさんのライブ。すごく気になっていたデュオだったのですが、ようやく観に行けました!


ところでところで。
僕は昨今、出かける用事を作るとき、瞬間的に決断できない。本当に行くべきか迷ってしまうのです。。。時間と脳のメモリの無駄だなぁと思いながら、やめられない。この悪い癖なんとか抜きたい。


でも今回、最終的に行くことに決めたのは、思えばピアノとギターのデュオがメインのコンサートを観に行ったことがなくて、個人的にもちょうどピアニストの仲間が見つかったところなので、今の自分の興味にも近いかなというのが一つ。それと永田ジョージさんのピアノを観たい観たいと思いつつ、一年以上過ぎてしまっていたのがもう一つ。。

 
吉祥寺Stringsというのは今回初めて行きました。吉祥寺駅北口から歩いて五分くらい?地下のお店にグランドピアノが置いてあります。


このDuoは基本的にブラジリアンがメインなようで、この日のライブもブラジルの曲をやったり、その他のジャンルのスタンダードをブラジリアンアレンジで演奏された。

自分がわかった曲はこちら。

Summertime
Stella by starlight
Wave
卒業写真(3月は出会いと別れの季節ということでチョイスされてました!)
New cinema paradiso
Words and music
Dralice(ドラリシ。夫婦喧嘩の曲だそうな) 

その他の曲は、ブラジリアンポルトガル語だったり、自分にブラジル音楽のリテラシーがないために、覚える前に聞き取れなかった。。。


この日、新たに覚えた単語は「ショーロ」。約150年前にブラジルでヨーロッパの音楽と現地の土着のリズムが組み合わさってできた音楽だとか。テーマを提示して即興をするというジャズに近い形態の音楽で、歴史はジャズよりも古いらしい。


この日のライブは最高に好きだった!永田ジョージさんの美しいピアノとパーカッシヴなボイス、そして露木さんのインクレディブルなギターとボーカル!パーカッションなしの、たった二人という編成でこれだけ豊かな音楽が成立するなんて。。

そして何と言っても二人とも超絶イケメン!ファッションもカッコいい。なぜ会場が二人に憧れる女性で埋め尽くされていないのかが理解できない。


二人とも素晴らしかったのですが、個人的には露木さんに度肝を抜かれました。やはり同じ楽器だからよりそのスゴさがわかりますし、会場的にピアノの手元は客席には見えませんでしたが、ギターはモロ見えだったのでわかりやすかったのだと思います。

露木さんのギターは、カッタウェイのあるエレガット一本でした。
指板を縦横無尽に駆け巡るその様は、ギターを、まるで自分の体の一部のようにコントロールしているという印象を持ちました。完全にギターを自分のものにしているというか。。。

バッキングもアドリブソロも、他の演奏のいかなる音も、一つ一つに説得力があって、歌われていたのですが、こちらから指板での動きを見て、何をしてるのかわからないことばかりでした。結構僕も練習を重ねて、わかることが増えてると思ったのに涙


他に気づいたことといえば、今日のお二人は演奏中、譜面をよく見ていたと思います。普段あまりやる曲ではないからでしょうか。それはつまり、ライブ毎にやる曲目が違うということなのでしょうね?

また観てみたいなー。


 


3/2金曜 ロイ・ハーグローヴ・クインテット@ブルーノート公演に行ってみた。

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I


僕のロイ・ハーグローヴとの最初の邂逅は、サキソフォニスト、マーシーさんの池袋でのライブ。そこで初めて聴いた「Strasbourg St.Denis」があまりにかっこよくて、それでロイ・ハーグローヴを知った。


その曲が収録されている「Earfood」ってアルバムを聴いてはいたものの、僕がちゃんと覚えているのはその一曲だけなのですが、このブルーノート公演を知って、行きたい衝動に駆られました。それだけあのStrasbourgを好きなのでしょう。


でも近頃忙しいので、そんな贅沢な時間を許していいのだろうか...と迷って、予約は結局当日の午前。予約番号は80番台。いつもの優柔不断。


ま、とにもかくにもやっぱりロイハーグローヴを生で聴いてみたいと思ったし、それに、ピアノはなんとあの海野さん!実際は、「なんとあの海野さん」と言うほど知らなくて、NewsPicksかなんかで、ニューヨークで活躍する日本人ピアニストというインタビューを読んで知っていたというだけなのですが、このロイ・ハーグローヴのグループに日本人がいるってシビれるわー。 


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開演時間21:00を少し過ぎた頃、プレイヤー達がステージへ。


これが、ロイ・ハーグローヴか!

なんか思ったより歳行ってる感がある。。。特に歩き方がじいさんぽい。でもまだ48歳じゃん!この歩き方をしているのは、足が悪いとか??それとも...


でも、ファッショニスタと呼ばれるだけあって、めちゃオシャレ。ベロアぽい生地で薄水色の上下セットアップに蝶ネクタイを付け、かわいいサングラスをかけている。


メンバー全員シャツにジャケット着用。ドレスコードでもあるのだろうか。


曲はほぼわからなかった笑

Strasbourg St.Denisはやらず!だからセットリストもよくわからず。アンコールでやった、Bring it on home to meはキャッチーだから直前の予習で覚えていたけど。


でも、Rhythm Change(循環)を聴けたのは嬉しかった!この曲だけ、Tシャツでおもしろメガネをかけた黒人のお兄ちゃんがステージに急に上がってきて、海野さんに代わってピアノを弾いた。この人誰?笑


MCはほぼなし、本編とアンコールの間もほぼステージを降りず、22:30頃まで一気に演奏は続いた。


最後の曲は、ロイとサックスが吹きながら客席を回ってそのまま楽屋に去り、続いてドラマーが去り、ベースが去り、そして最後に残されたピアニスト海野さんがソロを繰り広げて終わった。で、そのまま公演終了!!この最後の海野さんのソロ演奏がかなりグッときた。



ロイハーグローヴは、トランペットだけでなく、フリューゲルホルンに、ボーカルもやってた。よくわからないけど、あまり音を並び立てて、吹き倒す人ではないのかな?どちらかというと少ない音で歌う人という印象。対照的にサックスの人が吹き倒す人だったから、そのコントラストがおもしろかった。テンポのめっちゃ速い曲もあったのですが、確かロイハーグローヴはソロを取らなかったような?その速い曲で、ベースが涼しい顔で弾いてたのは印象的だったなぁ........



個人的な感想としては、まぁまぁ楽しめたという感じ。他のジャズライブとかと比べると感動度合いはマックスではなかった。なんでだろう?

席?

曲をあまり知らないから?いや、でもドノヴァンとかも知らなかったけど強烈に楽しかったしなぁ。

ジャズ的なリテラシーの不足?

それとも単純に好み?



とは言ってもロイハーグローヴ・クインテットかっこよかったです!

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余談ですが、ブルーノートのこのジャズレジェンドたちのパネル、めっちゃカッコいいですよね!やっぱギタリストに目が行ってしまうので、ジョーパス、ジムホームが特に印象に残ったけど、これを見るのがブルーノートへ行く楽しみの1つになりそう!

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マジですっげー行ってよかった、このライブ!!


と、思わず幼稚な言葉で始めてしまいましたが、本当にすさまじいコンサートでした。



グレゴリープリヴァトリオwith小沼ようすけ@調布市文化会館たづくり、くすのきホール。


いや。僕も僕の友人もこう↑↑思っていたのですが、そうではなくて、

小沼ようすけ×グレゴリープリヴァトリオ@調布市文化会館たづくり、くすのきホール。

らしい。


小沼ようすけJam Kaバンドのピアニスト、グレゴリープリヴァの初日本ツアー。
日仏交流一環のイベントで、後援にはフランス大使館も!
 


Grégory Privât、先日のブログにも書きましたが、ライブ前から毎日聴くようになっていて結構ツボにハマってきていたので、この日をすごく楽しみにしていた。だからか、家を出て駅に向かう途中、すんごいルンルンしてる自分に気づく。しかし、電車に乗ってからは、帰宅ラッシュの京王線に押し込められ、不快指数マックスになり、駅に着いてからは、調布市文化会館のホムペの駅からのアクセスの文章がわかりづらすぎて、イライラモード笑
 


でもそんなイライラを完全に吹っ飛ばす最高のショーがこれから始まるのでした...


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19:30ちょい過ぎに開演。


グレゴリープリヴァは、黒のロングシャツ(ロングシャツはフランスでも流行ってるのか?)に下は鮮やかなオレンジのパンツ、まるで消防士のそれのようだ!靴は黒のロングブーツ。

小沼さんは、 ベレー帽を被り、白シャツ、ブラウン系の上下セットアップ(上はジレ)。何と白シャツには白い紐でリボンがついている。



Flyway

意外なことに小沼さんのイントロで始まった!と思いきや、あれ、これFlywayじゃん!というわけで小沼さんの曲からスタート。小沼さん、shimmerリバーブを軽く効かせていたりして、何回も聴いているこの曲も今日オリジナルで新鮮味のある演奏!

たぶん、僕の理解が正しければ、小沼さんのソロでは、いつものAmに解決するアドリブ用8小節ではなく、曲のフルコーラスをバックにしていた!ひょっとしたらAメロ部分はその8小節の繰り返しだったかもしれないが、明らかにBメロは来た!このパターンは初めて聴いた!で、たぶんだけど、グレゴリープリヴァのソロでは、例の8小節だけだったような。

で、何回聴いても、この神々のモチーフを展開させるアドリブの仕方には本当に「あぁ!」ってなる。

もう一曲目から最高すぎて、「くそ~」と思っている自分にも気づいた。最近、格上のものを見せつけられた時に感動するだけの人は一般人、感動して悔しがる人が成功する。という考え方をよく目にします。精神構造だけイッチョマエの僕ですw


Le Parfum

グレゴリープリヴァの曲。香水という意味のフランス語。そう!この曲好きだったんですよ!タイトルと合わさって、個人的にはParisの風景を思い浮かべるような曲です。 


Size
最後、急に雰囲気が変わって訪れるドラムソロとそのリフも印象的な曲。

Beyond the sea
この曲からLe Bonheurまでノンストップでいきました。
Beyond the seaは割とさらっとカジュアルに演奏された印象。
 

Piano solo
グレゴリーお1人様。
 

Le Bonheur

小沼さんのライブでも度々カバーされているため、僕らにも馴染みの出てきた曲。
僕はどうしても誘惑に勝てず、他の練習を押しのけて、この曲をトランスクライブしてしまいました。ライブ後に本人たちに採点してもらうことができたので、後日公開します!
でもこの曲は比較的シンプルに見えて、何拍子なのかいまいち把握できていない。

Riddim
リズムという言葉のマルティニーク訛りというタイトル。
 

Family tree
この曲は、美しいーーー。切なさと洗練された感じと。。。
このFamily treeというタイトルを冠された曲に込められた思いはなんなのだろう。
アルバムのタイトルにもなっているのだから、割と重要な意味があるのかもしれない。
小沼さんは、これまたいい感じにDelayやReverbを効かせていい感じの味付け。
そしてソロが最高すぎた。小沼さんのこういう浮遊感の表現、静寂の表現、たまらない。
 

Ti Punch
このメンツでのTi Punchもやばいだろうなと思っていたら、案の定。。。あのリズムに体を揺らさずにはいられなかった。最後の2曲は特に、聴いているこっちもトリップしました。



で、なんとアンコールは本人らがステージに戻ってきて挨拶しただけという!笑
演奏が盛り上がりすぎて、時間を大幅にオーバーしたらしい。
なんてジャズなんだ!笑

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座席は最前列も取ることができたが、段差のついた後ろからの方が見やすいかなと中段くらいに陣取り。これ正解でした。ベスポジ!


今日のコンサートでは、グレゴリープリヴァの人となりも少し垣間みえて興味深かった。

MCでは、マイクを持って日本語の挨拶と英語で喋ったが、英語は苦手のようだ。
フランス人の知り合いで若い人は英語上手い人が多いので、めっちゃペラペラで来るかと思ったけど、いわゆるフランス訛りの強い英語。親近感w。多分英語がペラペラなフランス人はビジネスパーソンなんだな、きっと。

口数も多い人ではなく、内向的な人なのだろうか。終演後のサイン会でも基本的に無表情で座っていた。そんな彼の性格は演奏にも表れている気がする。すごく繊細で、内向的で、美意識、ほとばしる情熱があって。小沼さんもグレゴリーと出会った時、彼の1音目から感動したと語っているが、とても美しくて、音の一つ一つが、まるで宝石一粒一粒のよう。今日の演奏も全曲、美しくエモーショナルだった。


京王線の夕方の混雑はdéguelausse(最悪という意味のフランス語)だったけど、本当に本当に行ってよかった♬

このライブを日本で観られるなんてLe bonheurだ!
ありがとう、小沼さん、MOCLOUD RECORDさん!
次は、Arnaud Dolmenを!w

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