僕のヒーロー、
ギタリスト 小沼ようすけ。

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その小沼ようすけさんのソロライブ@大森Sama samaに行ってきました。

京浜東北線の大森駅に降り立ったのは、2度目くらい。
正直ちょっとバカにしていましたが、ここ結構雰囲気のある良さげな土地です。

駅前にはイイ感じの坂とそれに絡むように佇む神社があり、
その登って行った丘の上にSama samaはあります。

このレストランも、結構オンリーワンなレストラン。
扉を開けると、地下に階段が続いており、
階段を降りきると、木を基調にした店内で、
小沼さんの3本のギターとアンプがセットされたステージのバックには、
なんとも美しい花のバックスクリーンが広がっていました。

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これめっちゃ綺麗じゃないですか!?

テーブルの上やトイレにも花が。
それもそのはず。
このお店は、フラワーデザイナーの川崎景太氏がプロデュースしておられるようです。

18:30〜20:00はビュッフェ形式の食事。

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それが終わると、皿はすべて下げられ、ライブが始まるという
私にとっては初めての形態。


20:00
店内の照明が変わり、小沼ようすけ登場。


今日は帽子から9部丈のパンツまで全身黒のコーディネート。
靴は茶色。

Echizenのガットギターを持って1部が始まりました。

<1部>
クレオールジャズの曲(後述)
Wind
Smoke gets in your eyes (煙が目にしみる)
Flyaway(Double Rainbowの曲)
Moon river
Oleo
Beyond the sea

2部はGibon ES-275と共に始まりました。

<2部>
Over the rainbow
波しぶきをイメージした曲(バックの花は小沼さんのため、海も表現したそう)
Happy playground(Tony Monaco& Gene Jacksonとの曲)

ここでまさかのゲスト紹介。
誰かと思いきや、弟であり、マネージャーさんである小沼ゆうじ氏!
アフリカの打楽器、ジャンベ?を演奏するそう。
確かにInstagramでも見た事ある。

1曲目が終わるかというところで、なかなか終わらせないギタリストの兄。
すると聞き覚えのある曲にギターの音色が変わっていく。
ん?Happy birthday?
すると、ケーキを持ってくるお店のスタッフ。
なんと今日は小沼ゆうじ氏の誕生日らしい。
演出がにくいね〜。

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もう一曲、弟さんとセッションして
アンコールでフレットレスギターを奏でて
この日の演奏は終了しました。

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私の小沼さんを知ったきっかけは、
まさにギターマガジンで連載されていた、ソロギターのレッスン。
それから小沼さんの奏でる演奏の美しさとかっこよさに痺れています。

そのレッスンが一冊にまとまった本がこちらです。

この本、めっちゃいいです。
私は、ここに載っている酒バラやMoon River、
日本の心の歌ふるさとなんかを弾いて遊んでいますがすごい楽しいです。

そしてこの日は、この本にも載っているMoonriver、煙が目にしみる、Over the rainbowなどが
この日聴けて大満足です。
いつか自分でアドリブでソロギターできるようになれたらな。。。


ライブ中の小沼さんトークで印象に残った話を3つほどメモっておきます。

1つは、フラワーデザイナー川崎景太氏のこと。
小沼さんは、川崎さんとも交友があるそうで、
今回のSama sama出演も初めてではないっぽい。

「川崎さんは、生きている花にハサミを入れる事についてどう考えているのか」
との問いに対して、
「花はそのままでも十分に美しいけど、
切って新たにデザインする事でまた新たな美しさを出せる。
だから花も喜んでいると思う。」
との答えを得たという話。
「音楽も同じ。世界各地の音色やリズムをそのままでもいいのだけど、
それを自分の音楽に取り入れて、新しいものを生み出せる」とのこと。
小沼さんは、この春パリでクレオールジャズというものに出逢ったそうです。
カリブ海フランス領のグアドループから来た独特のリズムがパリでジャズと出会って生れたそう。

↓ご参考
フランスの海外県・海外領土(Wikipedia)
 
2つめ。
小沼さんによると、ジャズは1965年がボーダーラインで
それ以降大きく2つの流れに分かれたというお話。 
1つはR&Bなど新しい音楽と混ざってフュージョンとなり、
もう1つは、そのまま伝統的なジャズが続いて行ったと。

小沼さんは、パリでそのクレオールジャズなどの新しい音楽に挑戦したり、
ハモンドオルガン奏者であるトニー・モナコらと伝統的なジャズを楽しんだりと
おもしろい状態になっているとのこと。

3つめ。
帰る間際に小沼さんと話す機会がありましたが、
演奏中は常に調子いいわけではなくて、
意外と絶望の淵にいる事もあるそう。
でも最近は、そういう状態も逆に楽しむ事ができて、
その絶望の底から一気に駆け上がることも楽しめるらしい。
なるほど〜。

そして、帰り際、川崎景太氏も気さくに温かく見送ってくださいました。

なんと素敵なひととき。
ジャズ、芸術、クリエイティブ、最高。


いつか、ぼくも小沼さんとセッションを楽しめるレベルまで
上達したいです!いや、上達してやる!(→はい、バカです!)