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ジャズギター界で話題の教則本を買いました。

Amazonがお得意の自動レコメンドをして来たので、不覚にも一瞥を余儀なくされ、さらになんと帯に小沼ようすけさんの推薦コメント...。「ふっ、出版社も単純だな、そんなことで買いたくなるとでも思ってるの?」......うん、俄然興味わくわ(笑)やるじゃないか!

今、教則本を買うべきなのか?

でも買おうかちょい迷いました。かなり奥手の30代男です。

だって、ジャズギター初心者ならまだしも、自分は今までもいろんな先生に習ってきてるし、世の中に今やレッスンなんてあちこちに手軽に無料でたくさん転がっているわけですよ。YouTubeに、インターネットサイトに。バークリー講師のトモ藤田さんが無料でレッスン動画を上げている時代です。なんでそんな時代に、3000円も払って紙の本を買わなきゃならんのだと。

それに、この本を推薦している小沼さんの教則本やDVDだって持っているわけです。クリニックにも何回も参加しているわけです。小沼さんがジャズを始めた頃にこの金字塔で学んだんだって、小沼さんのフィルターを通って、いろんなメディアで僕らに降りてきているはずだから、別にいらなくね?と。

今、僕がすべきことは、新しい教則本を買うことではなく、既に出会ってきたエクササイズをきっちり取り組んでいくことなのではないか。今の先生がくださる課題、手元にあってまだ手をつけてない教則本、それらをまずやるべきなのでは?と。

でも、なぜか欲しかったです。小沼さんの推薦文が効いてます(笑)。過去に本人から直接オススメされていたという記憶もかなり効いておりました。で、Amazonの中身チラ見などでもやられました。特に「僕はずっとジャズのアドリブをするのに、たくさんのスケールを覚える必要はないという立場を取ってきました」という文章に惹かれました。これはひょっとしたら新しい発見があるかもしれないぞと。

で、ええい!と買ってしまいました。

教則本の読み方を変えて取り組み始める

僕は真面目なタイプなので、こういうのを最初から1つずつ進めていきたいと思ってしまうタイプなのですが、それがあまりうまくいかないのもこの30年以上の人生で学んでおります。
故に、まずはざっと全てを斜め読みしてみることにしました。で、特に気になったところから進めようかと。ひょっとしたら全部制覇しようと思うのもあまりよくないかもしれません。毎回そう意気込んで、今まで教則本/DVDを全てやり込んだことがありません。なので、美味しいところだけつまもうくらいの軽い感じで行った方がいいのかなと。
って、よく考えたらこの辺の考え方はトモ藤田さんの影響かもです。

感想など

そうして全体をざっと読んでみた感想ですが、買ってよかったと思っています。
上のように疑ってかかった僕ですが、たくさん新しい発見が見込めそうです!

また、個人的に教則本でグッとくるポイントが、エクササイズそのものよりも、コラムなどで打ち明けられる著者の練習に対する考え方、ご本人の音楽体験談だったりするのですが、「金字塔」も大変興味深いものがありました。参考になったことを3つ挙げるとするならば、

1) イメージを持ってることが大事であること

布川氏は、スケール練習が大事と説いておられますが、ご自分はプロになる前まで、やってこなかったそう。それまではひたすらコピーして、理屈はわかってなくても、自分なりに解釈していった末、指板を把握していたそうな。プロを目指すなど、高みを目指す上で、スケールや理論が役立つことには疑いの余地はありませんが、それよりもまずはやはりイメージを持っていること、フィーリングがあること、ボキャブラリーがあることが大事と感じました。

2) 自分が何を目指しているのか、何が足りないのか、そのために何を練習すればいいのか、自分の頭で全て考えて実行しないと上手くなりっこない

上のエピソードのようにフィーリング先行のような布川氏ですが、このへんの考え方はやはり論理的です。一見直感タイプの人でも、この点は皆が大事と語っている印象で、布川さんもか!と。

3)上手くなりたきゃ常にギターを触っとけ!

これはトモ藤田さんの教えと対立しますよね。トモ藤田さんは、テレビを見ながらなどダラダラギターを触るのは良くない、と仰ってますが、布川さんは、うまくなりたいならテレビ見るときもギターを触れと(笑)。僕はここに関しては、布川さん派だったりします。まるでギターが体の一部となり、喋るかのようにギターを奏でるギタリストに憧れがあり、こうなるには常にギターを抱えて、呼吸をしながらギターを触るといいのでは?と非科学的に考えているからです。

早速始めました

僕は、やはり一番最初のページから始めずに、「トニックフレーズのアルペジオ」というところから始めました。(p29)今の僕はジャズの一般的な言葉をもっとたくさん吸収することが、自分のアドリブを改善するのに良いと考えているからです。
いきなり譜面+TAB譜を見て弾くのではなく、僕はこう取り組むことにしました。
  • 音源を流して、後に続いて歌う
  • 音源を流して、ギターで一緒にバッキングしながら、後に続いて歌う
  • 音源を流しながら、後に続いてギターで弾く
  • 音源を流して、フレーズが1つ終わったら止めてギターで正確になぞってみる
  • 最後に譜面、TAB譜を参照する
つまり、まずは耳で聴いて、即自分のギターで再現を試みるということ。こう取り組むことでこのエクササイズではこんな効果が得られると考えています。
  • イヤートレーニング
  • イメージをギターにトレースするトレーニング
  • フレーズのストックを増やす
  • 名盤音源の中のフレーズに敏感になり、さらにストックが増える
それは、僕は自分の今の課題が、
  • フィーリング、イメージがまだ乏しいこと
  • イメージをギターで即再現できないこと
  • ギターを構えると弾くことに気を取られて歌心が制限されること
と、考えているからです。これらを改善していくのにいいトレーニングなのではと考えています。


こんな感じで懲りずに精進して参ります。