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以前、トモ藤田氏印のクロマチック練習など基礎練をやめてしまったと告白しましたが、実は何気にあれ以来、「基礎練」という時間を意識的に設けて取り組むようになりました。
ちなみに、僕が今基礎練と呼んでいるものは、
  • スウィング感の醸成
  • 運指の改善(Fingering)
です。どちらもトモ藤田さんのエクササイズがベースになっておりまして勝手に自分流にアレンジしてます。

スウィング感の養成

これはネタ元は、トモ藤田さんの演奏能力開発エクササイズ1です。先生はメトロノームを使ってブルースで四つ切りでやっておられましたが、僕はメトロノームではなく名盤の音源を使っております。これがすんごい気持ちいいんです。僕の最近のお気に入り音源はこの辺です。特に上2つは演奏のスウィング感がわかりやすくて楽しいです。
  • “Blue Monk” Kenny Barron
  • “Pfrancing” Miles Davis
  • “Billie’s bounce” Charlie Parker
ただ、この音源と演奏するという行為は、ある種、補助輪を付けて自転車漕いでるみたいなものだと思うので、時に補助輪なしでバッキングを弾いてみるということも効果的な気がします。CDの演奏なしでメトロノームだけでも、音源とやっていた時のようにドラムやベースのビートを感じながら刻めるか。さらにステップアップして、メトロノームも何も無い状態で、スウィング感のある演奏ができるか、が最終的に大事になってくると思います。

運指の改善

クロマチックはもうやろうとは思いませんが、自分が普段指がもどかしいなーと思うフレーズをリストアップして、それらをある種、運指練習のエチュードとして取り組んでいます。例えばこんなのです。
  • Billie’s bounceのテーマ
  • Oleoのテーマ。サビはコピーしたフレーズを。
  • その他コピーした曲
運指とは、ただ指を動きやすくしたいというだけでは目的としては不十分で、リズムに合って良いタッチで指をスムーズに動くようにしたいというのを目指したいです。

僕の考える基礎練のコツ

さて。こういう基礎練というものこそ継続することが大切だと思うのですが、基礎練はつまらないというイメージがあります。トモ藤田さんも、基礎練をバークリーの生徒に教える時には「この練習は退屈だと思うけど...」と前置きされるとか。その退屈なものを継続するにはどうしたらよいのか、僕なりにわかってきました。

1) いうても楽しくやる!

ここのポイントはトモ藤田さんの意見と少し対立するかもしれませんが、僕はつまらないことはやるべきではないと考えています。つまらなくなりがちなエクササイズをどう楽しく捉えるか、もしくはどう楽しくアレンジするかが大切かと。脳がつまらないと認識しちゃうと、せっかく時間と労力をかけても身につかない気がします。何より体も正直なので眠くなります(笑)
具体的な例を挙げると、先に挙げたように、リズム練習をメトロノームとだけやるのではなく、自分の好きなCDとやるというのも良い作戦の1つだと思います。ラルクのkenも以前Twitterで、練習方法として好きな曲を流して適当に弾くということをオススメしていました。

2) 制限を加える

これはトモ藤田さんに影響を受けてますが、やっぱすごくいいと思います。具体的には、
  1. 時間を制限する
  2. タスクを制限する
の2つがあるかと存じます。

時間を制限時間があると有限感が生まれて集中しやすくなるし、キリが悪くてもスパッとやめることで明日もまたやりたくなります。テレビCMの挟まれ方の例を見るまでもなく、人間は中途半端な終わり方をすると次が気になる生き物だからです。

タスクを制限することで、「あー、今日も1-6弦全ポジションでやらなきゃー」とかめんどくさくなって取り組むのが億劫になってきますが、「今日は1,2弦だけで、明日3,4弦やろう!」とすると、「うん、それならやる!」とやる気が出てきます。僕の場合。

3) 目的、効能を明文化する

習慣にしたいこと(ここでは基礎練)を、始めたばかりの頃はまだ新鮮でいいのですが、そのうちマンネリ化しませんか??昨日まで基礎練を楽しく自分を発見して、「やばい、基礎練を楽しめる俺は変われた。マジ天才!」とか思ってても、今日は同じことをやってるのに「なーんか気分乗らないなー」みたいな(笑)。そこで有効なことの1つは、その基礎練を続けるとどんな良いことが待っているのかを明らかにすることだと思います。基礎練のための基礎練になってしまわないようにしたいです。脳は「これは意味がある!」と認識したことに対してよく働くと聞いたことがあります。
例えば、「指の分離をよくしたい」「ジュリアンラージみたいな指になりたい(笑)」「セッションでスウィンギーに伴奏したい」などなど。ぼくは最近、練習ノートを携帯してますが、そこに簡単に書いたりしてます。


本当にトモ藤田さんの教えは、随所に活きてきています。Twitterのコメントとかも含蓄のあるお言葉だらけで、トモさんとTwitter社に超感謝したいです。