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ほぼ予備知識のないArturo Sandovalのライブが気になってそわそわして、一人で観に行ってきました。

というのもこのThere will never be another youが大好きでして。
 


6日前に予約して整理番号は71番。結構後ろだ!そんな人気なのか!
でも、当日なんと一番前の席をゲットできた!ブルーノートで最前列は初めてだ!いやほい!(「71番で一番前空いてたんですね!」って会計の時スタッフさんに驚かれました。)

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ソッコー後悔

18:30開演した瞬間、一番前に座ったことを後悔しました(笑) 

まず、前過ぎて見えないバンドメンバーが多数(笑)。譜面台でドラマーが見えない!ピアニストとパーカッションもほぼ見えない!

で、トランペットうるせー(笑) 。耳にダイレクトで突き刺さってきます。Arturo一発目から全力で吹いてるし。隣のサックスは全然大丈夫なのになぁ。昔福岡ドームで野球観戦してるときに、応援団の前の席になっちゃって、管楽器がうるさすぎて席を替えた記憶が蘇ってきました。そのうちArturoがトランペット僕に向けて構えて演奏してきたのですが、星条旗のステッカーが貼ってあるそのトランペットの口が、銃口にしか見えませんでした(笑)。幸いその時はソフトなフレージングだったので一命を取り留めましたが。

む〜、公演にもよるでしょうが、最前列ってのは考えものですね。ま、もちろんフロントマンの仕草や動きの臨場感はすごかったですが。

最高の2曲め

個人的に2曲めがめっちゃ興奮しました。だってArturoったら、「次はClifford Brown作曲のあのスタンダードをやるよ〜」って!「....マジか、来い、来い!」と願ったら来ました、Joy Spring!今僕が目下取り組んでいる曲だし、生演奏を聴くのはこれが始めてです。
クリフォード・ブラウンに捧げてる感のあるアレンジをベースに、アルトゥーロらしいラテンフレーバーが加えられてました。
この曲、部分転調しまくるんですよ。でもプロのアドリブソロがすごいのは、いい意味でそれを感じさせないんです。転調するトコもフレーズが淀みなく続いていて...しかもそれが時に高速フレーズで。どうなってんだ!?泣

ほぼ予備知識のなかったArturo Sandovalのライブにそわそわしていたのは、神から「Joy Springを観に行け!」という予兆だったのかもしれません。

Arturo Sandoval

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Arturoは(tp)と書いてますが、あの人いろんなことやってましたよ!最初にステージで触った楽器はシンセサイザー。このシンセで、「あれ、今日メンバーにギターいたっけ?」と勘違いしたくらい、ギターっぽい音を奏でてました。トランペットはおっきいのとちぃさいのを2本。そしてちょいちょい歌も歌って、7曲めにはなんとピアニストに!う、うめえやん(笑) 繊細だったり情熱的だったりする曲を華麗に弾きあげておりました。
ちなみに、この曲でセンターに来てアルトゥーロと掛け合いを演じたパーカッショニストのパフォーマンスもヤバかったです。個人的には今宵のハイライトの一つ。やっぱこの前の小沼ようすけカルテット@横浜KAMOMEでも思いましたが、ドラム+民族打楽器は善いですねぇ。

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私、トランペットのことはよくわからないのですが、ミュートも使わずに実にいろんな音色を操っておられました。ピストルのような鋭い音、まろやかな甘い音、超絶に高い音や、コミカルな音。お腹がぽこっと出てるのに、時に体を大きく反らせながら体全体で渾身の表現をしておられました。あと、これは最前列ならではかもしれませんが、トランペットの口から湯気が立ってるのを目撃しました。マウスピースの辺りからも飛沫が上がってましたね。臨場感。

日本のことは大好きみたいで、「日本人はスマイリーで大好きだ。変わらないで、大好きだから!」って嬉しいことを仰ってくださいました。

全体的な感想など

アンコールなしの全8曲。
  1. New song (タイトルがまだないからアイディアある人ちょうだいって言ってましたw)
  2. Joy Spring(Clifford Brown)
  3. キューバの歌(マニー、マニー♪って歌う曲)
  4. バラードな曲(余計なお世話ながら、パレオダイエットをやればもっとお美しくなるだろうなと思わずにはいられなかったスペシャルゲストJane Monheitを呼び込んで)
  5. People(ArturoがSteviz Wonderと収録したオリジナルぽい)
  6. Don't you worry 'bout a thing (Steivie Wonder)
  7. ピアノな曲
  8. Arturoがスマホのストップウォッチ見て、「やべ、もう時間ねえ」って感じになってテンポを"Very fast"って指定した始まった曲
推測では時間が押したために、アンコールに用意してた曲をそのままラストの曲にしたかと。
パワフルでノリノリな演奏を体感できました。ラテン音楽って最高ですね。あの特有のリズムで体を揺らさずにはいられません。また、静かで悲しい雰囲気になってきたなぁと思っても、それで終わらず盛り上がってくるっていうのも特徴的だなぁと思いました。
トランペットの音量は、その後、耳が慣れてきたからなのか、割と大丈夫になりました。

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最後に余談を2つ。

まず食事の件。いつも僕はブルーノートやコットンクラブでは食事しないんです。終演後に外で同行者と楽しむのが好きだし、高いってイメージがあったからです。僕はこの日、一人だったわけですが、ブルーノートでは食べず、帰りによく行くイタリアンレストランで前菜3品とピザ食べて帰ったら、間違えて5,500円の会計になってしまいました(笑)。しかもドリンク注文してません。これなら余裕でブルーノートでガッツリ食べればわかったなと後悔しました。

そして、2つめ。僕気づいたんですが、ブルーノート東京っていうジャズクラブ好きです。最近2回ほど行った同じトップクラスジャズクラブ、コットンクラブ東京との比較においてそう感じました。
コットンクラブってな〜んか微妙にギシギシしてるんですよね。大げさに言うと、監視しコントロールしている感じ。それは、開演前に携帯をカバンにしまうよう呼びかけたり、終演後にステージ前を監視するスタッフを配置して、ステージに近づかないよう注意させたり、と言うところからも感じますし、なんかスタッフさんの顔からも緊張感を感じます。
対してブルーノートは、僕らをエスコートしてくれているって感じがします。スタッフさんがスマイリーだし、変な緊張感を感じさせません。終演後バシバシステージの写真撮ってても誰も何も行ってきませんでしたしね。僕個人の感想としてはブルーノートの方がリラックスしていて、余裕があって、いい感じです。