以前、Sonny RollinsのOleo(Miles Davis "Bag's Groove")をコピーした話を書きましたが、そのあとにバトンを受けるThelonious Monkのアドリブソロをまるっと2コーラスコピーしちゃいましたので、1コーラスずつここにメモしようかと。





随所にモンクの独特な表現が 炸裂しております!!

こちらが、トランスクライブした譜面です。
(あ、BとEが♭です......)
 
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さて、1コーラスめの分析。

ところで、チューニングは、A443か444のような気がします。

Aメロ1回め(1小節め〜)
  • 最初の2小節のフレーズは、①Gブルーススケール→Bb7の組み合わせとも取れるし、もしくは、②Bb7を想定しながら、M3rdを半音下m3rdからアプローチすることで、VIm7であるGのブルーノートb5を入れてブルージィな感じを出しているのかもしれない、と分析しました。
  • 次のフレーズは、最初のフレーズと同じモチーフでスタートして、Bブルーススケールに移行している感じです。
Aメロ2回め(9小節め〜)
  • なんかかわいらしい2小節のフレーズが同じモチーフで連続します。コーダルに弾いているとも言えるし、Bbメジャースケールとも言えるし。
  • 続く5−6小節めの3連符を使ったフレーズはかっこいいです。
  • 7−8はこれもコーダルというか、Bbメジャースケールというか。
Bメロ
  •  D7は、Am7のb3から始まるフレーズを弾いている感じがします。最初Cmaj7かと思ったのですが、Am7と考えた方がわかりやすいかなと。
  • G7は、Gリディアンフラットセブンス(R,9,3,#11,5,13,b7)という感じでしょうか。4小節めの頭でトライトーンでぶつかった和音(dim5というかaug4というかの音程)を弾いているのが印象的です。
  • C7、F7は、ミクソリディアンを弾いているような感じで、僕のギターES275の一番トップの音まで一気に駆け上がります。ここで弾いている3-5-b7-9というフレーズがC7-F7の上で連続します。この動きはチャーリーパーカーにも見られるもので、常套句なのかな??とこの発見に興奮しました。

Aメロ3回め
  • オクターブでBbメジャースケールで上昇している....と思いきや、途中でEナチュラルが入ります。これはコードFから見てM7th、Bbから見てb5(もしくは#11)、うーーん、どゆこと?笑 3小節めのBbの頭でコードトーンのP5に着地するからいいんだよってことかな?
  • 4小節め3拍めから始まるフレーズはFから見たら9thから始まるのですが、Bbメジャースケールの13thからクロマチックやらなんやらでルートまで降りてきたとも言えるでしょうか。
  • そしてこのあたりで1コーラスめが終わるのですが、切り替わっている感じがしません。キャンバスの捉え方というかストーリーの切り替わるポイントが独特ですごいな......。こんな弾き方してたら僕ロストしそう笑


2コーラスめはまた次回。