George BensonのAffirmationで、ベンソンではなく、ホルヘ・ダルトさんのアドリブソロをトランスクライブしました。こちらに収録されている音源です。

Breezin'
George Benson
Warner Bros / Wea
1994-08-22


Jorge Daltoさんというのはアルゼンチン出身で39歳という若さで、癌でこの世を去ったピアニストだそうです。

ジョージ=ベンソンのマシンガンのような速弾きの箇所などを考慮すると、それよりもまだトランスクライブしやすい気がします。全体的にモチーフを展開する場面が多く、音使いやリズムもすごく気持ちいいです。低音域から高音域まで自由に泳ぎ、ギターの指板上でもあらゆるポジションを弾くことになります。個人的にはとても参考になります。ここからたくさん吸収したいです。
 

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Aメロ1

  • ここでは、P5下の音(P4上の音)を重ねるフレージングが多め。

Bメロ1

  • ここのBm7-Am7-D7-Gmaj7のフレーズすごい好きです。印象的なモチーフを連続して、D7でオルタード感のあるフレージングをしています。Gmaj7でのリズムの感じがすんごくおもしろいです。D7から来た一拍めの入り方、フレーズを止める位置、休符の入れ方。慣れるまで難しいですが、ハマると気持ちいいです。ここではメジャーのII-V-Iですが、マイナーにも解決するフレーズにも応用できそうです。
  • E7のフレージングもクールです。これは一体何をしているのでしょうか。全音上F7を弾いてるように思います。そんなんてありますかね??Fミクソリディアン(R,9,3,11,5,13,b7)に#11が足されているような。もしくはFリディアンフラット7th(R,9,3,#11,5,13,b7)だけど11も弾いているという感じか。
  • A7のとこはAミクソリディアン(R,9,3,11,5,13,b7)をわかりやすく弾く良いフレーズです。

Aメロ2

  • 一番最初のEm9のフレージングが個人的にかなりツボです。自然と歌いたくなります。音使いとしてはシンプルですが、あのリズムの感じや2音でハモっている感じがいいのでしょうね。
  • 次のBm7のフレーズは原曲のテンポで弾きこなすのが難しいのですが、これまたかっこいいフレーズです。

Bメロ2

  • Bm7では3度の音を重ねてダブルストップで弾いているのですが、ここでおもしろいことを発見しました。ハモる音としてAではなくA#を使ってるんです!コードBmから見たら、マイナー7thではなく、メジャー7thを使ってて、つまりメロディックマイナーになってるってことだと思われます。ジャズではお決まりと言われる音使いですね。
  • Gmaj7からサブドミナントマイナーのGm7に変わる箇所では、Gの3度であるBがナチュラルからマイナーになることで、サブドミナントに行った感が出てるかと。ちなみにこのBbは曲のキーBmから見たらM7thですね。大き〜く捉えたらメロディックマイナーみたいに響いてるってことなのかな???
  • 最後のDmaj7に向かう循環進行の箇所はおそらく6連符で畳み掛けております。最初難しくて採譜を諦めましたが悔しくて「もう一回トライしてみよう!」と執拗にチャレンジして、なんとなくできました。原曲のテンポでギターで弾くのは僕には難しいです。。。ここはBmブルーススケール+b13th+クロマチックスケールというような音使いです。

こちらが、トライした動画です。いやー難しい!笑