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ジャズなどのセッションを楽しみたい僕としては、自分のレパートリーを増やすことも課題と捉えております。

簡単にメモしておこう程度のノリで書き始めたら、結構長くなりそうであることがわかったので、2回くらいに分けて書くことにします。まず(1)はなぜレパートリーを増やすことが自分にとって大事だと思うかについて整理したいと思います。

徒らに新しい曲ばっかりやっていれば、全部表面的になってしまって結局何も得ていないという状況に陥りそうな感じがしますが、1曲を深掘りしているだけでもつまらなくなるし、それだけで他の曲に対応できるとは思えず、難しいなぁと感じております。


でも自分としてはやはりレパートリーを意識的に増やすというのジャズを志すものには大事だと思っております。色々悩んでいたのですが、理由が下記のように2つに集約できました。

理由1:多様練習になる

多様練習とは、1つのことを集中して学習するよりも多様なことに取り組む方が学習効率がいいという考え方です。

僕の読んだ「使える脳の鍛え方」では、野球のバッティング練習でストレート、カーブ、チェンジアップという複数の球種を別々に練習するよりもランダムで投げられた方が実戦での成績が良かったり、子供の玉入れで90cm離れたところからしか練習してない人と、60cm/120cmで練習した人を使って、90cmでテストをするとなんと後者の方が良い成績を収めたという研究結果があるようです。

また、将棋や囲碁、数学も名人というのは、無数のパターンを覚えている人だということを聞いたことがあります。ジャズのアドリブ演奏なんかも共通するところがあるのでは?と勘繰っています。


そして、物事を学習する上で、「あ、これはあれと同じだ!」という体験はすごく大事な気がしています。脳へのインパクトが大きくて、記憶がかなり強化されると感じるからです。例えば「あ、このモンクのフレーズはパーカーに似てる!」みたいな類の経験ですね。


この多様練習ということに関して、自分にも最近1つ参考になる出来事がありました。僕には大事な友人がいて、僕によくギターを弾いてほしいとリクエストしてくれます。毎回「あれ弾いて」「これ弾いて」とリクエストを頂くのですが、やったことのないポップスの曲が多いもので、その場でスマホでコード進行を調べソロギターをしていました。それで最近「亜麻色の髪の乙女」を弾いてほしいと言われ、いつものようにやろうとしたところ、ふと思い立って僕はスマホを見ないで自分でコード進行をその場で探り当てようと努めて(←話逸れますがこれ良い練習です)、結構できました。これができたのは、KeyがDだったからというのが大きいと感じています。今までKey=Dの曲を結構色々やったので、ダイアトニックコードも把握していて、コード進行もなんとなく想像しやすかったからです。


理由2:想起練習になる

想起練習とは、「あ、なんだっけなこれ。やったなー。でも忘れたな.....あーこうだ、思い出した!」というトレーニングです。これも結局また「使える脳の鍛え方」にある考え方。

例えばセッションなどで普段自分があまりやったことのない曲をやるとき、仮に深掘りした曲ではなかったとしても、一回でもやったことがあるということは、全くやったことがないよりも、圧倒的に効果的な気がしています。

自分は記憶力はあまり自信がある方ではありませんが、過去に触れたことのある曲だったら、それをめっちゃ深掘りしたのではなくても、それを全て100%を忘れているということはありません。断片的には覚えています。ということは練習しなくても脳には一度入っているということで、思い出せないのはその脳の貯蔵庫までの導線が確率されていないからだと推測します。この導線のことをシナプスっていうのでしょうか??

この「触れる→忘れる→思い出す→忘れる→思い出す→忘れる→.......」というサイクルでどんどん学習が強化されていくはずなので、触れていないのとそもそも学習のスタートラインにすら立っていません。



レパートリーを増やすことが大事だと思う理由は以上こんな感じです。

でもここまであれこれ考えなくとも、Autumn leavesに絞って深掘りした人がいるとして、その状態でAll the things you areを応用力だけで急に弾けるかと言ったら、無理だと僕は思いますね。

あとは単純に、ジャズミュージシャンで、レパートリーが制限されている人ってまぁいないですからね。。。こんな長文書かなくともすぐにわかる話ではあります...笑

ま、というわけで、次回は、自分がどう取り組むのかメモしていきたいと思います。