Stan Getzがwaveを弾いている動画がYouTubeにあります。



ソロだけトランスクライブするつもりが、そのうちテーマとかも自分のニュアンスと全然違うもので「これ、どうやってるんだろう」とコピーしたくなり、結局まるごと完コピしたくなってきて、練習してるんですが、なかなか終わりません...。

しかも、それをコピーした動画をSNSに上げたいなという下心も芽生えてきて、ほぼ毎日取り組んでいたのですが、やるたびにどこかミスったり、どこか気に入らなかったり、また新しいことに気づいたりして、なんかちょっと飽きてきて、今敢えて放置してます。

なかなかできないもので、また「一つのことをどこまで追求すべきなんだろう」と疑問が湧いてきてしまいました。

昨今のビジネス書では、「完璧主義より完了主義」と言われている通り、ビジネスの世界ではそうなんでしょうが、アートの世界、音楽の世界では、どこまで完了主義でよいもんなんでしょうか?

もしくは一つの演奏もなかなか完コピできないでいるのは、いわゆる「オレには向いていないから」なのでしょうか?

と、また少ーしだけ頭を悩ませてしまったので、ここでちょっと調べて整理したくなりました。



まず、僕の強い味方であり、当ブログではおなじみの「使える脳の鍛え方 成功する学習の科学」を振り返りたいと思います。

この本に書いてあったことで参考になることと言えば、
  • 多様練習で、一つのことを集中してやり過ぎず、コツをつかみ始めたら、完璧になる前にそれをやめて違うことをやるべし。
  • 間隔を空けながら(間隔練習)、何回も繰り返し復習すること(反復練習)で、知識を脳に定着させることが大切。大切なことは知識を吸収するスピードではなく、知識を使うべき時に即座に取り出せるようにしておくことだ。
  • 人の学習効率に関する直感は正しくない場合が多く、進んでる!と思ってる時は本当は進んでなく、一向に上達しないなと思う時に上達していたりする。
この本では、完璧になるまで集中して頑張れ!とはどこにも書いてありませんでした。上で取り上げた内容含め、本書に書いてあることは、ジャンルを問わず、医者、パイロット、警察官、学生、ミュージシャンが例として挙げられており、あらゆる人が対象という感じでしたので、音楽の上達に関しても上のことは当てはまるのだと思われます。


そして今回、さらに新たな意見を求めて、ググってみたところおもしろいブログを見つけました。


完璧主義自体は悪いこととは言い切れないが、その完璧を求める行為が、「好き」から来ているのか「恐れ」から来ているのかで変わってくると。「こんな程度じゃ笑われんじゃないか?」という「恐れ」から完璧を求めていると、その完璧はやって来ないし、メンタルを病んでしまうこともある。一方「好き」を動機に完璧を求めている人は、「ま、この辺でいっか」と適度なところでやめられると。「いや、本当に自分はダメなんで...」と言う人は、いつまでたっても自己受容のできないタイプの可能性があり、要注意だそうです。


宇田大志さんにも一回YouTubeの生配信の時に質問したことを思い出しました。

1日にいろんなことやるのと、少ないことを長時間やるのと、僕はどっちか迷うのですが、宇田さんは後者派ですか??
と質問したところ、

  • 優先順位の高いことから順番に取り組む
  • 楽しいなら何時間でもやっていていいと思う
  • 飽きたら違うことをやります 
と回答していただけました。やはりここでも「楽しい」「飽きたら」っていう単語が出てくるわけで、「こうしなくてはならない」っていう話はないのですよね。


というわけで、「使える脳の鍛え方」を信じその練習方法を踏まえつつ、自分がどれだけ1つのことに完成度を追求するかは「自分がそのことを楽しいと思っているかどうか」「その新鮮さがまだ自分の中にあるかどうか」にしたいと思います。