30歳からジャズに熱中したらどうなるのか実験室

いい大人になってからジャズギターを本気で愛してしまった痛い男のブログ

2017年07月


普段あまり午前中はギターを触らないのだけど、この日曜、月曜と、二日連続で、朝なんとな〜くギターを触ったら、すんごい集中して、アイディアが出てくるわ、曲の習得も先に進むわで、びっくりしている。

いわゆる「プライム効果」を狙ってメモしておきたい。





日曜は、朝なんとなくギターを持って、最近コピーしたブルースのフレーズを枯葉に転用してみようとしたら、あら不思議。そこから止まらずあっという間にワンコーラス、ソロを書いてしまった。次々にフレーズのイメージや、インスピレーション、アイディアが出てきた。


月曜は、Beyond the seaという曲でずっと弾いてみたかったキメのフレーズがあって、そこだけやってみようかな〜とギターを手に持ったら、あら不思議。そこから止まらずあっという間に1時間でその曲のソロギターが作れてしまった。


朝、洗面したり、着替える前に音楽の練習するっていうのも聞いたことがあるけど、僕の場合は、洗面か朝食の前にギターを触って、「こりゃやばい!」ってなって、急いでギターを一旦置いて、洗面/朝食を済ませてから、それの続きに取り組むというパターン。 で、気合い入れて取り組むのではなく、ちょっとアレやろうみたいなノリでギターを手にする。

明日からこれを続けてみたいと思う。

 


2017/7/8土曜、湘南ビーチFM主催 リビエラ逗子マリーナコンサート。
Allende(小沼ようすけ、カイペティート、石塚隆光)。
スペイン語で、アジェンデと読むらしい。

Jam Ka Deux@ブルーノート以降、小沼さんはいろんな編成で地方を回られていたようで、久々に関東圏ライブ。
 
 
鎌倉駅に着いてから、まず自分の様子がおかしいことに気づいたが、逗子マリーナに到着し、眼前に広がる海とそこに寄り添う街並みを見て、確信に変わった。「湘南が俺を呼んでる...」いや、この異国感、旅愁、懐かしい海の感じ、ゾクゾクしつつ落ち着く感じ。サイコーだ。




その逗子に建つ今回のライブ会場、リビエラ逗子マリーナのエモさと言ったらなかった。結婚式場として設計されているのかな?ハンパのないロマンティック感とリゾート感。こんなロケーションで小沼さんらの演奏を楽しめるなんて。海に面したテラスで乾杯。開演前から大興奮。




日が傾き、夕陽になってきた頃、開演。

小沼さん、Jam Ka Deuxツアー以降にバッサリ切った茶色のショートヘア、白いゆったりしたドレスシャツ、黒いゆったりしたパンツ、黒い靴、といった装い。

石塚隆充さんは、ヨーロピアンに胸元の開いた白いシャツにデニム。

カイさんは割と普段着みたいな感じ。(普段着知りませんが...) 


<1st>

Wind

曲の途中で、ステージの3人の後ろにあるブラインドが上がっていくというズルイ演出!全面ガラス張りの向こうには、夕陽、海、島、テラス、そして、おっさん..........え、おっさんおい、おっさん!!どくんだ!!早く!!

Flyway

小沼さんお馴染みの名曲に石塚さんのスペイン語の歌詞が乗る。


A Walk in Atlantis
Kaiさんの曲


石塚さんの曲(曲名不明)

Angieだったかな?てか、石塚さんの男前度がハンパない。ルックス、ギター、歌.....。僕は特に歌に惹かれた。なぜあんなに声を張り上げて歌っているのに、一つもうるさくないのだろう、一つも耳障りでないのだろう。なぜあんなに聴いてて心地よいのだろう。

Beyond the sea (Allende)
Allendeでやるときは、Allendeという曲名らしい。

この曲はJam Ka Deuxに収録されていて個人的にも最高に好きな曲。小沼さんが、このAllendeを想って書いたというグループ名と同名の曲。旅に出る前の一抹の寂しさ、清々しさ、実際旅に出た後のワクワクやドキドキを感じる。最初のメロディも、キメのとこも大好き。


で、曲が終盤に差し掛かりエンディングを迎えたかに見えたが、このセッションの航海はどこに到達したのか、小沼さんとカイさんはお互い意味ありげな顔で見合いながら、異国感のある三拍子のリズムバッキングを奏で始める。僕には2人がなんかのキャラクターに見えた。なんというか、異国の地に辿り着いた欧州人?もしくは異国の地に住み着いている先住人?ここはどこ?その異国人2人は演奏で、石塚さんをそそのかし、彼がのってきたところで、演奏を預け、自分たちはギターを置き、なんとステージも降りてしまう笑。焦る石塚さん、「本当に帰っちゃうの?」「じゃフラメンコやります」と言って演奏し、ひとしきり終わったところで、異国人2人が帰ってきて、またさっきの三拍子を奏であの時間に帰ってくる笑。今のフラメンコは夢だったのか?遠い地に航海してきて、寝ていて故郷の夢でも見ていたかのような。。。まるで演劇を見ているかのよう。おもしろいなー。



<2nd>

Moun Ka Heley

なんと小沼さんがマイクを通して歌う姿を初めて拝見しました!石塚さん、カイさんが歌う中でなら、歌えると仰っていました。

Caledonia(曲名が超曖昧)
Kaiさんの曲。Scotlandの曲だとか


Mequede

石塚隆充さんの曲。日本語の歌詞。
この曲だ!


Songe Mwen
Jam Ka Deuxバンドのアーノウのボーカルもすごく味があって好きだけど、カイさんボーカルで聴くのもまた綺麗でいい感じ。

New beginning

3人でAllende用に作ったという楽曲。

<Encore>

Jungle
ここで特別ゲストTOKUさん!そうだ、特別ゲストがいるということは冒頭から聞いていたけど、忘れてた。TOKUさんだったか、結構意外なゲスト!


と、ここで終了。


こんなロケーションに男のギター友達と観に行っていたのだが、二人とも最初から最後まで度肝抜かれっぱなしのステージだった。。。


小沼さん、ES275の弦はラベラ11を使っておられた模様。 

2017-07-08-19-19-03


お足元。
2017-07-08-17-27-11


カイさんの変態?ギター。5、6弦にベース弦を張っているとか?
2017-07-08-19-18-51




客層は、湘南FM主催のライブだからか、そのリスナーが多かった模様。普段の小沼さんのライブではあまり見ないようなクラスター。名物リスナーもいたらしくかなり個性派揃いで、盛り上がっていた。僕らみたいなギター小僧みたいなのはあまりいなくて、大人のやはり湘南系の人達が多かったように思う。で、湘南の人たちってやっぱりノリが良い。オープンマインドというか。この前のドノヴァンのライブもそうだったけど。いいなー、湘南。

 


でも最後に残念だったことを一つ。1stセットでスマホカメラでカシャカシャ📸 いや、気持ちはわからなくもないけどさ、チケットの裏に写真はダメだって書いてるし、で、よりによって、曲が静かに展開しているところでカシャーッってどういう神経?せめて演奏の音が厚く大きい瞬間に撮るとか、スマホのスピーカーを指で押さえてシャッター音を軽減するとか、シャッター音の出ないカメラアプリを使うとか、なんかあるじゃん。この迷惑行為をしていたのは主にアラフォーの女性。そういうの弱いのか...?周囲への配慮よりも、自分のSNSでの自己顕示欲の方が強いらしい。クレームが入ったのか2nd前に主催者からカメラはご遠慮くださいと入ってようやく収まった。「写真禁止だって」「もうたくさん撮ったから大丈夫」という声が..........。自分の行為が迷惑になっていたということには思いが及ばないらしい。しかも、それでも撮るおばちゃんいたしね。 病気レベル。

 


ただのメモなエントリです。

image

何かを考えている時は良い演奏になりません。ですから、常に音楽の中に入り込みたいと思っています。自分の音、メンバーの音に集中し、そうやって自分の歌を表現したいんです。
→本番でこうなれるように、地道に練習しなくては。。。

曲の練習ってあまりしませんね。もちろん基本的な練習はしますし、クラシック曲を弾くこともありますが、演奏曲や収録曲の練習はほとんどしないんです。要するに、手が思ったところに飛ぶようにさえしておけばいいし、自由に表現したいことが奏でられる状態の体を作っておくことが私の仕事。あとは自分の感覚をいつも新鮮にしておくこと、これがとても大事です。
→曲の練習しないなんて!でもやっぱ新鮮さというのが大事なんだなー。 

毎日、パーティーをしているように思われがちですが、とっても地味ですよ。プライベートの時間は犬の散歩に出るぐらいで、ほとんど家にいますから。外食もあまりしませんし、ほとんど自炊。とにかく日々の暮らしも健康第一で、と思っています。それも全て音楽のためです。ストイックに感じるかもしれませんが、それが私にとって一番楽なんです。
→ふむふむ。

デビューしてからずっと同じ楽器を使っていますが、取り外し可能な体の一部ですね。  
→ずっと同じ楽器を!ふむふむ。




今更ながら、この雑誌を読んだ。

JAZZ LIFE 2016年12月号。

image


小沼さんのJam Ka Deuxの特集記事。
特に気になった箇所をメモしておきたい。

以前は自分の中から出てくるものに、まだまだ自信のない自分がいたのですが、今は自分が信じることができるようになったことは大きいと思います。
→まじかよ笑

長い間、自分の中で「海のイメージを出そう」という意識が強く働いていましたが、今は無意識に演奏すればするほど自然と「海」を表現できるようになってきたようです。 
→意識的なことがやっているうちに無意識になっていくというのがすごくおもしろいが、それ以前に「自分にはなんか表現したいイメージがあるのか?」と思い知らされた。なんかただ「かっこいいフレーズ」とか。それくらいしかなかった。

やっと最近、スタンダードを弾くことが楽しくなってきました。以前は「スタンダードは自分の中に手の届かない音楽」という思いもあって、それらを弾くときと、自分の音楽を弾くときに明らかに違いがありましたが、様々な経験を経てきた現在は、自分の中からスタンダードが生まれるような新鮮さを感じるんです。そういった時点に辿り着くのが早いミュージシャンもたくさんいますが、僕はようやくスタート地点に立てた気がしています。  
→まじかよ笑。おもしろいなー。



という、それだけのエントリです。



全く興味もなく、知らなかったアーティストのライブを、ブルーノート東京に一人で観に行くことにした。

ドノヴァン。

Donavon Frankenreiter。

僕のヒーロー小沼ようすけさんが激推ししてたからだ。誰コレ?と思いながら、この推薦文がダメ押しになり予約。



ブルーノート東京でドノヴァンが! この公演のフライヤーを見た時に気持ちが高揚した。ジャック・ジョンソンと並んで現代サーフ・ミュージック・シーンのアイコンである彼の音楽性は"EARTHY"という言葉がぴったり。ファンキーでブルージー、そしてメロディアスでセンチメンタル要素も。音楽でもサーフィンでも皆を幸せにしてくれるチャーミングなドノヴァン。彼の出演するサーフDVDはほとんど見たし、日本やオーストラリアで行われたライヴも行った。見たライヴは全て、オールスタンディングで、熱気に溢れていて、最高のパフォーマンスを見せてくれていた。あのハートウォーミングな歌、バンドサウンドがブルーノートの空間を満たすなんて想像するだけでもたまらない。歴史的なジャズの名演が幾度となく繰り広げられているステージにサーフ界のスターが立つ。彼がブルーノートのステージをどうメイクするのか!? この瞬間を見逃したくない。


尊敬する人が好きなものは自分も試してみよう。でも、YouTubeで軽く予習してみたのだけど、あまりピンと来ない。なんかオッサンのかすれ声だし。

そして迎えた7/6木曜 2nd stage。


ふぅむ。いつも僕が観るようなジャズライブとはなんか客層が違うな。若めだし、サーファー系の方が多いような。そりゃそうか、ドノヴァンはジャズじゃないし、サーフミュージックの雄だものね。

21:00  照明が変わり、ミュージシャンが登場。

ドノヴァン・フランケンレイター
マット・グランディ(ベース、ギター、コーラス、ブルースハープ)
ジェロルド・ハリス(ドラム、コーラス)

デカっ!!

ドノヴァンもお連れ様もみんなデカイ!!

存在感というか、雰囲気がスゴイ。皆のハイタッチに気さくに応えながらステージへ歩いてくる。


1曲め。
ドノヴァンもマットも、椅子に腰掛けてアコースティックギターを構える。

で、音が流れ出した途端、全てが変わりました。
ナニコレ!?曲知らないけど、超楽しい♬超かっこいい!タイトなリズムに体が持ってかれる。

曲が変わっていっても、次々に気持ち良くて楽しい♩ 

そのうち体がノっているばかりか、笑顔になっている自分に気づきました。ライブで自然と笑顔になっちゃうって、なかなかありません。しかも知らなかったミュージシャンで。 


僕は、ステージ近くのシートだったのですが、目の前はマットグランディ。デッカい体と太い指で、アコギ、エレキベース/ギター(一体型のやつ)、ブルースハープを器用に奏で、マイクに向かっては綺麗にコーラスし、 すごかった。ブルースハープは、ステージの終盤で、最前列の浴衣のお姉さんに直接プレゼントしてた。にくいねー。ブルースハープをお客さんにあげるのは、ラルクのhydeだけじゃないのか。


ドノヴァンもデッカい体で存在感バツグン。身のこなしもカッコよくて、ザ・エンターテイメント。


ドラムのジェロルドも極太の腕をノースリーブでさらし、分厚い胸板で、タイトにリズムを刻む。ぐわーーーって盛り上げて叩いた直後、瞬時にうらーーってシンバルを両手で抑えに行って、メリハリをつけるのとかサイコーにカッコいい。


マットの足元に置かれたセットリストの紙。よく読めない笑 



ここからは、特に記憶に残った曲たち。

Freeは聴いたことあるような気がするけど、めっちゃサンパティック。

Move by yourself、超カッコいい!

Call me papa はRadioheadのCreepを連想させるな。 


サーフミュージックとは言うものの、確かにそのように形容されてしかるべき曲もあったが、サーフぽくない結構ロックな曲もあった。それにしてもこのタイトなリズム、ドノヴァンのかすれ声なボーカル。心地よすぎる。


そして、おそらく。たぶん音楽的にジャズとかほどそんなに複雑なことはしていないはず。2人の指板も見つめていたけど、アドリブとかは、ペンタトニックぽい動きが多かったように見受けられた。

だが一曲たりとも、否、一瞬たりとも退屈な瞬間がなかった。

こんなシンプルでもこんなフィーリングたっぷりなカッコいい演奏ができるんだと思い知った。たぶんそれにはこのリズム感、タイトなリズム、グルーヴが欠かせないのだと思う。それに影響されて最近マイナーペンタトニックの練習を取り入れている。題材としてドノヴァンのIt don't matterを使って。



で、ドノヴァンと観客との距離がとにかく近い。すごいフレンドリー。あるオシャレなおっちゃんからお酒を差し入れされて、みんなでカンパイしたり、観客の声に答えたり、最前列のお姉さんから、うまい棒納豆味とインスタント味噌汁の差し入れを受け入れたり。


客層の中心と思われるサーファーというのもなんかノリがスゴイなー。一緒に大声で歌ったり、椅子の上に立って踊ったり、ステージ上のドノヴァンに話しかけたり、差し入れしたり、最後のIt don't matterはみんな立ち上がって大合唱したり。


ドノヴァンという人はおもしろい人だ。体はデカイし、ギターの弦はヘッドで余った部分を放置されたかのように伸ばしっぱなしだし、豪快な人に見えるけど、たぶん同時にすごい繊細な人であるように思われた。ほぼ毎曲ギターのチューニングをチェックし、お客さんの声にもいちいち応え、差し入れしてくれたお客さんにもThank youと何回も言っていた。

終演後、ステージを降りようとするドノヴァンに握手を求めるファンに混じり、無知者の僕も手を伸ばすと、運良く握手してくれ、ウィンクされた。う、嬉しい......ノックアウト。


というわけで、最近よくドノヴァンを聞いています。
この季節に最高な感じ。


↓マットグランディのギター、ベース
マット・グランディ

↓マットグランディのお足元
image

↓ドノヴァンのエレキギター
image


↑このページのトップヘ