30歳からジャズに熱中したらどうなるのか実験室

いい大人になってからジャズギターを本気で愛してしまった痛い男のブログ

2017年04月


4/29土曜 小沼ようすけ@ブルーノート東京1st!

小沼さんのライブは大好きなのですが、正直行こうかどうか迷っていた。

行きたいのは山々だけどそれよりも今の自分にはとにかくギターを弾く時間が優先じゃないかと、パスしようと思っていた。

それに、このブログに残しているように、今までも何回もライブに行ってきたし(書いてないやつもある)、今回のJam ka deuxの収録曲もレコーディングの前後にライブで聴いてるし...それにブルーノートってカッチリしてるから、その100m隣にあるライブハウスBody&soulとかみたいに、僕の好きな、あの客席から手を伸ばせば触れるようなカジュアルな距離感がないだろうと...

でもコンサートが近づくにつれ、小沼さんの気合の入りよう、そしてバンドのいかにも凄そうな面々.....これは大事件が起きる予感.....歴史的なコンサートになる気配がして、「これを見逃していいのか!?」という気分になってきた。で、公演4日前にオンライン予約。

1stは16:00open、17:00start。
僕は16:00に会場着。

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実はブルーノート初の僕。
めっちゃシック。調度品のレベルが...。
「広島のブルーノートなら、大橋トリオのライブで行ったことあるぜ」と言おうと思ったけど、あれはブルーライブ広島っていうらしい。恥ずっ。
コットンクラブもカッコいいけど、ブルーノートもゴージャス!リュクス!

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満員御礼感のある会場で、開演時間を待つ。

ギターのチューニング再チェック!
始まる予感...
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開演時間になると、照明がパッと落ち、メンバー登場。

小沼さんはベレー帽をかぶり、Jam ka deuxのジャケットのデザインを彷彿とさせるような抽象画みたいなシャツ?みたいなのを上に着て、ダボっとしたパンツを纏っている。かっこいい。(拙い表現力お許しください...)

他のメンバーで、ファッションで際立っていたのは、グレゴリープリヴァ(p)!
ホワイトのジャケットを羽織り、全身白系統で固めている。似合うなぁ、かっこいい。


小沼さんES275を構えて、一曲目は
Moai's tihai
一曲目からノリノリの演奏!熱狂!
グレゴリープリヴァ(p)は、キーボードをピアノとV字型に配置していて、ソロの時、左手をピアノ、右手をキーボードに乗せて、一人でユニゾンして弾いてた。。。

Flowing
1曲めと対照的に静かにアルペジオで始まって、ゆったりとした時間が流れる。
そしてエンディング後、次の曲へシームレスで。

The Elements 
ギターとピアノのユニゾンで、CDより幾分かゆったりなテンポ始まる。
ゆったり静かに始まるけど、最後にはぐわぁーー!と盛り上がる。
こういう曲の展開好きなんだよなー。
 
Flyway
Jam kaから一曲ということで、この曲。
グレゴリープリヴァ(p)のソロで、ピアノの譜面台からハラリと一枚の譜面が手元に落ちる。でももちろんそんなもの物ともせず弾き続け、途中でポイッとそれを床に投げてソロは何もなかったかのように続行。かっこいい...w
ソロ後のBメロに戻るのだけど、レジーワシントン(b)がベースでメロディーついてく即興感。(たぶん即興。定かではない。)そして、同時に右手で、ベース音を押弦。おちゃめ感。


畳み掛けるように美しい世界が紡がれていく...


小沼さん、ギターをWestvilleに持ち替え、グレゴリープリヴァ(p)とデュオとなって、
Beyond the sea
そこからシームレスに(いつのまにか) 
Le bonheur へ。ピアノのグレゴリープリヴァの作品。
フランス語で「幸福」という意味のタイトル。
グレゴリープリヴァのこのピアノ弾く時の前屈み感は、僕の大好きなBill Evansみたい。
小沼さんとグレゴリーは、時にやんちゃにセッションを楽しんでいて、見てるこっちもニヤけてしまう。


グレゴリープリヴァ(p)はステージを降り、小沼さん「ここで、グアドループの世界を」とアーノウドルメン(dr,ka)がkaに構える。
小沼さんはフレットレスギターに持ち替え。
Duo ka
すんごいエキゾチックなメロディが印象的のこの曲。
途中からオリヴィエジュスト(ka)もステージへ戻ってきて、ka2人vs小沼さん体制。

終わると小沼さんもステージを降りる。そして、
Kaのソロ
CD「Jam ka deux」にも「Ka Interlude」というのがある。
観客も思わず手拍子しちゃったり(でも周りがついてこないから止めちゃうw)、両腕を掲げてYeah, yeahってな感じの人も出現してノリノリ!でも気持ちわかる!大盛況のうちに2人が叩き上げたところで、バンドメンバーが再びステージへ。

小沼さんES275。
Kaのリズムが再び始まり、そこに観客の手拍子も乗って、 
Ti' Punch
この独特のリズム大好き。
ソロの時に、なんか拍子抜けしたように(失礼!)一瞬ドラムだけのビートになってソロに戻る、あの感じたまらない。

ここで終了。鳴り止まない拍手。アンコール!

小沼さんは、Echizenのガットギターを持つ。 
Songe Mwen (Remember me)
今日唯一のボーカルのある曲。Jam ka deuxでも唯一ボーカルが収録されている。
この曲大好きだなぁ。このボーカルと曲の感じと。
歌詞はわからないけど、「Yosukeはどうだこうだ、オリヴィエはよく演奏した!」とかそんな感じのことを歌い上げているような?笑
きっとグアドループの言葉なのだけど、時折フランス語感もあるという。

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この日のブルーノートライブは、「小沼ようすけ」としての7年ぶりのステージらしい。
小沼さんは2、3年前から、「アルバムを出して、そのメンバーで日本でツアーをやる。ラストはブルーノート東京で!」というプランだったらしい。どおりでこの気合の入りようだ。


ここから僕の感想ですが、ジャズギター勉強の身の癖に音楽的な気づきに関しては特に言語化できないです泣。あの人のプレイがこうだったとか、こういう音使いでしたとか。記憶力も自信ないし...。でもきっと何かのバイブレーションを、この体が感じ取ってくれていると信じています!(涙目)

でも、明確にわかっていることもあります。

それは、
とにかく楽しかったということ。
とにかく魅了されたということ。
とにかく美しかったということ。

僕の所感を一言で言うと、
「世界がこんなにも美しいんだということを音で教えられた」
そんな感じです。それに尽きます。

小沼さんとこのバンドが放つ音楽は、美しい自然を描いているように感じる。
海の青さ、空の青さ、植物の緑、土の色、匂い.....。

それはもちろん、ご本人もそう語ってきているし、散々そのように喧伝されているからそういう前提で自分が聴いているからかもしれませんが、それを自分も生で肌で感じ取ったのは偽りのないところだと言えます。

今回は、何人かのお知り合いには会えて、一緒に堪能できたのはもちろん最高だったけど、最初に書いたような感じで僕自身ブルーノート観戦を決めたので、一人で来ちゃったけど、今度はこの世界をまだ知らない友人たちをぜひ誘いたい。

だから、またきっとこんなステージをやってくださることに期待!

小沼さんにはいつも、音楽の楽しさ、ギターの楽しさ、世界の美しさを教えてもらう。
本当に心から感謝♪♪♪♪♪



 



「頭に浮かぶメロディをギターで弾く」という至極当然であるけれど、忘れがちになる。
つい指や指板に頼ってしまう。このことは前にもこのブログで書いたような...

そんな中、最近立て続けにそれを諌めるアドバイスを古今東西で頂いたので、メモっておきたい。


まず、現在の先生に指摘された。
「自分のフレーズを演奏しているかどうかはすぐわかります。
コードを鳴らして、その中で歌ってみる練習をするといいですよ」
と。


その後、たまたまYouTubeでジャズジャイアンツたちの教則ビデオを見て、似たようなことを立て続けに言われた。

まずこの人。ジョーパス。


この動画の14:00前頃からこう語りかける。

(以下動画の引用がありますが、細かいところ間違ってたらすみません)

"If you cannot repeat the line that you play, it is obviously not anything worth playing because it means it didn't come from your head, and it's not music, it's maybe kind of a geometric movement"


最後もこう締めくくる(43:50頃)
"Remember that if you can't hum the line and you can't repeat it, it's not probably good line, and it's probably not coming from your head, but it's coming from your fingers "

と、念押ししている。

ところで、その後に、
"So I hope you have fun with this (video?), I'm going to eat now I'm hungry"
って笑ってギターを置くのがおもしろい笑



そして、バーニーケッセル。


最初のレッスンのタイトルがなんと、"Playing what you hear"。

最初のメッセージがこんな感じ。
I'd like to discuss a very important thing, and that is how to develop the ability to play what you think. This is something that every great improviser has. If you can play what you think then you reduce playing the formulas and licks and devices and patterns that you see on finger board. This is very mecanical, very plastic, it has no energy, has no spontaneous feeling, no creativity.....

そして、それには大事なことが2つあると続ける。
1, Develop the ability what you hear
2, Be sure that what you hear is worth playing (just because you can play what you hear doesn't mean it has no musical value)

バーニーはその後具体的に練習方法を教えているが、その1つは、今の僕の先生の教えと似ている。てか同じ。
ギターでコードを鳴らして、口笛でフレーズをクリエイトして、それをギターで再現するというもの。



一方、僕は同時期に、偉大なギタリストからアルペジオ練習の重要性を教えてもらっていて、これを一生懸命やっていたわけで、これはこのPlay what you hearに反することのように思えた。その他にも、スケール練習や、コードトーン練習などあるけれど、こういった練習は無意味なのだろうか。いや、違うと思うというのが今の自分なりの結論。重要なことは、エクササイズとインプロバイズを混同してはいけないということなのだろう。アルペジオやスケール練習は、インプロバイズやPlay what you hearを助ける基礎なのだと思う。これらの基礎練習により、そのコードの構成音を把握する、感じる、そして、それらを元に、自分のグッとくるフレーズを創っていく。特に初心者、中級者にはこれが有効なのだと思う。








 

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