30歳からジャズに熱中したらどうなるのか実験室

いい大人になってからジャズギターを本気で愛してしまった痛い男のブログ

2016年08月


先日(と言っても随分前。。。)NHKで放送された
プロフェッショナル仕事の流儀で、
書体デザイナー 藤田重信さんの回がおもしろかったので、メモしておきたい。
http://www.nhk.or.jp/professional/2016/0613/

FONTWORKS
http://fontworks.co.jp/font/designer/shigenobufujita.html

この藤田さんの生き方は、特に多くのサラリーマンにウケたと思う。


<キャリア>
高卒、メーカー入社、写真植字。夢はなかった。
仕事よりもファッションが好きだった。
30才を過ぎた頃、石井明朝オールドスタイルを見て突如書体に目覚めた。
初めて夢を持った→自分の明朝を作りたい。

時代は、写植が廃れて、会社は縮小の一途。
チャンスは巡ってこなかった。
漫然と時が流れた。10年。

40才を過ぎての転職。
不安もあるが、書体を作れる最後のチャンス。


<書体デザイナーとしての心構え>
それは途方もない作業の始まり。
周囲の評価は今ひとつ。可もなく不可もなく。
でも辛くなかった。
「今に見てろよね」ていうよりは、ずっと熱中してられるこのおもしろさっていうかね。

批判にさらされた時こそ、本当の力が発揮される。
叩かれてこそ完成する。
批判を恐れていては、新しいものは生まれない。

3年で筑紫明朝体を完成させ、世に出した。

何も取り柄がないサラリーマンだって、夢は掴める。


漠然と生きてしまった人生前半、そしてやりたいことを見つけてから
勇気を持って踏み出し、好きなことを熱中して仕事として取り組む姿勢。

そして、追い風をむしろ好機、批判されてナンボと捉えて突き進むメンタル。
この辺は、キングコングの西野さんのあるブログ記事で知った
絵本作家のぶみさんの姿勢にもつながるのかもしれない。
(この西野さんの記事は心に刺さりすぎて、ほぼ全文自分のノートに書き写しました。)

ちなみに、この藤田さんはインタビュー中に
転職を決断した時を思い出し、急に溢れ出てくる涙をこらえきれない場面がありました。
藤田さんの一大決心を理解をしれくれて、支えてくれた奥さんへの感謝が背景にあったようです。

現状に甘んじて、なぁなぁの飼い慣らされた人生を送っている人に流せる涙ではないですね。


現状に疑問を感じている多くのサラリーマンを勇気づける生き方ではなかろうか。
少なくとも、私はその一人である。


  


また小沼ようすけさんのライブ観てきました。

「お前はおっかけか」と自分にツッコミたくなりますが、
いいんです。バランスなんかとらなくて。
好きなもの、心惹かれるものを、
心惹かれるままに楽しんでいくのです。

8/13(木祝)この日は、Body&Soul 南青山。

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メンバーは、
小沼ようすけ(g)
 この日は、黒いハット、小さいドットの入った青緑グレーの長袖シャツを腕まくりし、
 黒の9部丈の動きやすそうなパンツ、そして茶色の革靴というスタイルでした。
 準備されていたEchizenのガットギターは使われず、1曲フレットレスを弾いた以外は
 ずっとGibson ES-275を使用されてました。
佐藤浩一(pf)
 小沼さんが自分と感性の近いピアニストだと語ってました。
 ピアノとキーボードを操って、バンドに華やかに彩りを添えていました。
 いわゆる顔で弾くタイプの人で、僕はこういう人が大好きです。笑
池尻洋史(b)
 ステージにウクレレみたいのが置いてあって、これなんだろうと思ってたら
 実はベースで、池尻さんはウッドベースの他にこれを操っていました。
 しかも見た目にそぐわず結構しっかりした重低音が出るんですね。
 ちっちゃいベースそのものも、それを構えるベーシストの姿もかわいらしいのですが、
 出てくる音とのギャップがあっておもしろかったです。
大村亘(ds) 
 小沼さん曰く、日本屈指の民族音楽などのリズムに精通しているドラマーらしい。
 インドの打楽器、タブラを習得するために、毎年インドに行って、
 6畳一間にタブラを持ち込んで練習してるとか。

小沼さん以外の3人でTrio Bungalow、
もう一人外人さんを入れてBungalowというグループで活動されているようです。

↓写真右下に立てかけてあるのが、そのウクレレみたいなベースです。
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↓タブラ
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19:00開演!

1部
ドゥルッパン?
Flowing
Beyond the sea
Trio Bungalowで1曲
Ti ponche (ラム酒から作ったお酒の名前の付いた新曲)

2部
フレットレスギターとタブラのDuo
???(Double rainbowの曲だったかと?)
Happy playground(Tony Monaco & Gene Jacksonの曲)
Flyaway

Encore
???(Funkyな曲でした)
Over the rainbow(完全アドリブ??)


↓タブラを構える大村さん。
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「今日は5月にパリでレコーディングしてきた音楽を中心に演奏します。」
と小沼さん。
 カリブ海に浮かぶ島、フランス領グアドループに音楽学校ができたらしく、
そこで学んで、グアドループ土着の音楽とジャズやポップスなどと融合して
どんどん新しい音楽ができており、パリでも盛んになってきているとのこと。

この日のステージも最高にかっこよかったです!
グルーブと豊かな音色と緊張感が混ぜ合わさって。

特にギターとピアノの掛け合いが、個人的には印象に残りました。

アンコールのOver the Rainbowはおそらく小沼さんが勝手に始めたのだと思います。
前の曲のエンディングで弾き続ける小沼さん。
いつの間にか「アレ?これはOver the Rainbow??」という感じになり、
ソロギターで弾き続けていたら、ピアノに合図して弾き終わる。
それを受けたピアノの佐藤浩一さんも最初若干戸惑いつつ?、ソロピアノを展開します。
しかも、Over the RainbowにMoon RiverとたぶんSmoke gets in your eyesを混ぜるという。
そうしてバンドでアンサンブルして終わりました。

あと、音楽を練習している身からして、この人たちどうやってこの音楽リズムをとってるのだろう
なんでこんなバッチリキメをキメられるのだろう。
と、改めて音楽の世界の超絶な深さを学びました。


そして、また帰り際に小沼さんとお話することができました。 

●使っている弦
以前よく目にしたES-275に張られた黒い弦(黒ナイロン弦)は
バンドによっては音が埋もれてしまうらしく使ってないそう。
今は13のトマスティックを張っているそうです!
フラットワウンドなのかな?ラウンドかな?
調べたらトマスティックの13のラウンドってのは無さそうなので、
フラットを張っていらっしゃるのでしょうか。 

私はES-335に、店員さんの勧めもあって10を張ってましたが、
10じゃ細すぎると言われました。12か11がいいんじゃないと。

●本番は60ー70%?
小沼さんは常にギターを触っているようです。
車の運転は弟でありマネジャーであるゆうじ氏がしてくれるそうなので、
車の中でもギターを弾いていると。
小沼さんでも本番では普段練習でできていることの60-70%しか出せないことが多いそうで
ならば、60を100に近づけるというより、いかに100を上げるかということを考えていると仰っていました。 


そうそう、それと、
小沼さんがかつて優勝し、今は審査委員長を務めるというギブソンのジャズギターコンテストで、
今年2位になったという「元気くん」の話をしていました。
この日の会場にもいらっしゃったそうです。
彼はまだ18歳で、右手にハンデを負いつつ、すべて親指で弾いていて、
小沼さんの理想の音に近い音を出していると。
その演奏は、優勝した方にも大きな印象を残したようです。
あー、年齢関係なく先輩たちってすごいなぁ。
 
俺も頑張ろうーーー! 

  

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僕のヒーロー、
ギタリスト 小沼ようすけ。

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その小沼ようすけさんのソロライブ@大森Sama samaに行ってきました。

京浜東北線の大森駅に降り立ったのは、2度目くらい。
正直ちょっとバカにしていましたが、ここ結構雰囲気のある良さげな土地です。

駅前にはイイ感じの坂とそれに絡むように佇む神社があり、
その登って行った丘の上にSama samaはあります。

このレストランも、結構オンリーワンなレストラン。
扉を開けると、地下に階段が続いており、
階段を降りきると、木を基調にした店内で、
小沼さんの3本のギターとアンプがセットされたステージのバックには、
なんとも美しい花のバックスクリーンが広がっていました。

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これめっちゃ綺麗じゃないですか!?

テーブルの上やトイレにも花が。
それもそのはず。
このお店は、フラワーデザイナーの川崎景太氏がプロデュースしておられるようです。

18:30〜20:00はビュッフェ形式の食事。

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それが終わると、皿はすべて下げられ、ライブが始まるという
私にとっては初めての形態。


20:00
店内の照明が変わり、小沼ようすけ登場。


今日は帽子から9部丈のパンツまで全身黒のコーディネート。
靴は茶色。

Echizenのガットギターを持って1部が始まりました。

<1部>
クレオールジャズの曲(後述)
Wind
Smoke gets in your eyes (煙が目にしみる)
Flyaway(Double Rainbowの曲)
Moon river
Oleo
Beyond the sea

2部はGibon ES-275と共に始まりました。

<2部>
Over the rainbow
波しぶきをイメージした曲(バックの花は小沼さんのため、海も表現したそう)
Happy playground(Tony Monaco& Gene Jacksonとの曲)

ここでまさかのゲスト紹介。
誰かと思いきや、弟であり、マネージャーさんである小沼ゆうじ氏!
アフリカの打楽器、ジャンベ?を演奏するそう。
確かにInstagramでも見た事ある。

1曲目が終わるかというところで、なかなか終わらせないギタリストの兄。
すると聞き覚えのある曲にギターの音色が変わっていく。
ん?Happy birthday?
すると、ケーキを持ってくるお店のスタッフ。
なんと今日は小沼ゆうじ氏の誕生日らしい。
演出がにくいね〜。

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もう一曲、弟さんとセッションして
アンコールでフレットレスギターを奏でて
この日の演奏は終了しました。

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私の小沼さんを知ったきっかけは、
まさにギターマガジンで連載されていた、ソロギターのレッスン。
それから小沼さんの奏でる演奏の美しさとかっこよさに痺れています。

そのレッスンが一冊にまとまった本がこちらです。

この本、めっちゃいいです。
私は、ここに載っている酒バラやMoon River、
日本の心の歌ふるさとなんかを弾いて遊んでいますがすごい楽しいです。

そしてこの日は、この本にも載っているMoonriver、煙が目にしみる、Over the rainbowなどが
この日聴けて大満足です。
いつか自分でアドリブでソロギターできるようになれたらな。。。


ライブ中の小沼さんトークで印象に残った話を3つほどメモっておきます。

1つは、フラワーデザイナー川崎景太氏のこと。
小沼さんは、川崎さんとも交友があるそうで、
今回のSama sama出演も初めてではないっぽい。

「川崎さんは、生きている花にハサミを入れる事についてどう考えているのか」
との問いに対して、
「花はそのままでも十分に美しいけど、
切って新たにデザインする事でまた新たな美しさを出せる。
だから花も喜んでいると思う。」
との答えを得たという話。
「音楽も同じ。世界各地の音色やリズムをそのままでもいいのだけど、
それを自分の音楽に取り入れて、新しいものを生み出せる」とのこと。
小沼さんは、この春パリでクレオールジャズというものに出逢ったそうです。
カリブ海フランス領のグアドループから来た独特のリズムがパリでジャズと出会って生れたそう。

↓ご参考
フランスの海外県・海外領土(Wikipedia)
 
2つめ。
小沼さんによると、ジャズは1965年がボーダーラインで
それ以降大きく2つの流れに分かれたというお話。 
1つはR&Bなど新しい音楽と混ざってフュージョンとなり、
もう1つは、そのまま伝統的なジャズが続いて行ったと。

小沼さんは、パリでそのクレオールジャズなどの新しい音楽に挑戦したり、
ハモンドオルガン奏者であるトニー・モナコらと伝統的なジャズを楽しんだりと
おもしろい状態になっているとのこと。

3つめ。
帰る間際に小沼さんと話す機会がありましたが、
演奏中は常に調子いいわけではなくて、
意外と絶望の淵にいる事もあるそう。
でも最近は、そういう状態も逆に楽しむ事ができて、
その絶望の底から一気に駆け上がることも楽しめるらしい。
なるほど〜。

そして、帰り際、川崎景太氏も気さくに温かく見送ってくださいました。

なんと素敵なひととき。
ジャズ、芸術、クリエイティブ、最高。


いつか、ぼくも小沼さんとセッションを楽しめるレベルまで
上達したいです!いや、上達してやる!(→はい、バカです!)


   



「ああ、ダメだ。本当ヘタクソで泣きたい…。
でも泣いてる暇があったら、練習しよ。次、次!」

というのがSomethinを後にした私の気持ち。 

二週間ぶりのジャズセッショントレーニング@池袋Somethin'

曲はいつもの
Bag's groove
枯葉
Bye Bye Blackbird


最近忙しくなりながらもギターを触っていたという「印象」があり、
2週間前に練習不足ながら参加したFブルースセッションで
「そこそこ弾けた」という甘い記憶があって、
なんとかなるだろうという甘い考えがあった。
会場に近づく時の恒例の緊張もあまりなかった。

でも現実は甘くなかった。。。

フレーズはすらすらと出て来ない。
音は外す。
周りの人は上手い。(どこが超初心者やねんっていう)


で、私はiPhoneアプリで練習時間を記録しているのですが、
見える化すると、最近やたら練習時間減ってることに気づきました。
恥を忍んで公開しちゃいます。(このグラフは、エクセルですが。。。)
縦軸の単位は、時間:h、横軸は週です。

名称未設定

(この自己管理法も今度ブログにメモしておこうっと)



さて、今回のレッスンで学んだことです。
  • マイナスワンでII-V-Iをひたすら弾く練習するとよい(他に余計なことをしない)
  • ドミナントのセブンスコードの時は、全部オーギュメント入れられる
  • 実際のソロでは、それだけだとアレだから、メロディフェイクも混ぜたり
  • ソロは「収集と構築」
  • ユウキ先生も、練習は地味にひたすら同じことをやる
  • 何を練習してるんですか?と問われたらすぐ答えられるように目的を明確にする
  • キーに対するキャラクターを意識する。メジャーブルーススケールとかマイナーブルーススケールとか。Bye Bye BlackbirdはFコードが多いから、Fブルースの素材が活きる。
  • 「未だにソロ取りながら今が何のコードがわからないことあるから、コードトーンを追う練習しているのですが、それでいいと思いますか?」との私の質問に「それでOK。Bye Bye Blackbirdは3-6-2-5 Am D7 Gm C7のバリエーション増やすといい。」とのこと。

次の練習方針!
  • 自分流のフレーズ(=自分勝手なフレーズ、テキトーなフレーズ、指板ポジションだけ追った惰性のフレーズ)禁止
  • ジャズフレーズを収集し(=先達から拝借する)、ひたすら真似する
  • コードトーンとII-V-Iフレーズをひたすら繰り返す

セッションでの自分のパフォーマンスは、録音を聴きたくないレベルで
恥をかき、凹みましたが、自分の音楽トレーニングの立ち位置を強烈に見直させてくれる
いいきっかけになりました。

やっぱ家に篭ってないで、定期的に外で傷つかないと僕はダメですね。。。

次のセッション@Somethin'でのリベンジをしてみせます!

  


 

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