いろんなジャズギタリストのインタビューなどを読んでいると、みんなだいたい一時期に相当に長い時間練習していたと語っています。「あの頃はギターしか触っていなかった」というような、ある種の「リック」とともに、8時間、10時間、それ以上の時間を1日でギターに費やしていたということがよく語られているように思います。

僕が覚えている範囲でこちらの方々。
小沼ようすけ
八堀孝一
Pat Martino
宇田大志

なるほど、やっぱ神々はこれだけ圧倒的な努力をしていたんだなぁ、これが正義かと思っていたところに、なんと、これを覆すような考え方に出会ってしまいました。つまり、短時間での集中した練習こそが効果的で、長々とやるのは意味がないどころか、むしろ下手になると...。

どっちなん?

短時間という理論はメンタリストDaiGoさんの紹介で知りました。人間が1日に集中できる時間はそんなに多くなく、トレーニングされている人で3,4時間と。

え、たったの3〜4時間!?

一流のバイオリニストとそうでないバイオリニストの練習時間を比較すると、一流は3〜4時間、「うだつの上がらない」プレイヤーはもっと多くの時間をかけているとのこと。。一流はその3〜4時間を午前と午後に1.5〜2.0時間に分けて練習する方が多いらしいです。


一流は先天的な才能が優れているから少ない時間でも足りるのか、それとも効率的な練習の仕方を追求するという後天的な努力の結果なのか、そのあたりはわかりません。

練習時間を短くして上手くいった例が一つ思い当たります。早稲田大学ラグビー部です。名門であったにも関わらず一時期低迷していた早稲田ラグビー。清宮克幸さんが監督になって様々な改革を断行したことで、早稲田ラグビーは一気に復活し、社会人トップリーグの強豪を破るまでになりました。その改革の一つに、全体練習時間を短くしたというのがあったそうです。


これらは、ジャズギタリスト達の証言と相反するように見えます。一体何故なのでしょうか?


バイオリンとギターといつ楽器の差はあるのでしょうか?バイオリンは基本的に単音楽器。コンピングをすることはない。単純にギターの方がやれること、やるべきことが多い気がしています。


もしくは、ジャンルの差?ジャズは譜面がないために、追求すべきことがたくさんありすぎるために、実はジャズバイオリニストはもっと多大な時間をかけているのだろうか?(これは僕が無知なだけな気が...)


答えはハッキリとはわかっていませんが、僕の現時点での仮説はこうです。

1日8時間練習というのは、短い集中練習時間とそれ以外のある種遊びのギターの時間で構成されているのではないかという仮説。つまり、1日8時間ずっと高い集中状態を保って毎日練習しているのではないということ。

例えば、DaiGoさんは、読むべき本を集中的時間で終えて、他の時間は小説などそれ以外の本を読むと語っていました。

だから、プロジャズギタリストのみなさんもひょっとしたらガーッと集中してアルペジオとか課題曲とかに取り組む時間がまずあって、適当に弾いたり全然違うことをリラックスして遊ぶ時間があるのかな?と推察。

宇田大志さんは、自分のモチベーションや調子によって高度に集中力が必要な練習メニューとそうでないものを分けていたと語っておられました。

確か早稲田大学ラグビー部も、全体練習を短くして、個人の自主練が増えたとかだったような。。。(記憶曖昧)

なので今は、集中時間と決めた時間だけ短時間で練習して、それを終えたらあとは好きにギターを弾いたりしようと思ってますが、なんかあんまり軌道に乗ってる気はしません...むしろ前のようにがむしゃらにやっていた時の方が「やってるぜー」という充足感、達成感があったような...

というわけで、結局、暗中模索な日々を送っています。。。