僕の大大大好きなオルガントリオ、Tony Monaco,小沼ようすけ&Gene Jackson。

初めてこのグループをMotion Blue横浜で観た時の興奮は忘れない。小沼さんの華麗なギタープレイだけでなく、トニーモナコの燃え上がるようなプレイ、ジーンジャクソンのグルーブ。

あの時は、ほぼ曲を知らなかったけど、今回は大好きな2枚のアルバムをかなり聴き込んで、さらにCan't hide loveはギターソロもコピーもした状態。こんな今聴くとどうなのだろうか。すごく楽しみ。

8/17木曜 @Cotton club東京2nd

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開演!

21:00頃開演。後方から現れてステージに向かう3人。



Blues (タイトル不明)

もう小沼さん、このブルースのコンピングから最高にかっこよかった。。。

At one
小沼さん作曲。
 

Mellow mood

Wes MontgomeryとJimmy Smithが録音した曲。 この怪しい雰囲気たまらない。

Oleo
僕この曲歌うの苦手意識あったんですが、楽しそうな3人の演奏に、なんか自分も歌えそうな気にさせられた笑
 

But beautiful

トニーモナコがボーカルをとる。僕はトニーモナコのボーカルすごい好きなんですが、バラードでも顔芸に妥協がなくて、「いかん、バラードでこれでは歌詞もメロディーも入ってこない」と気づいて、静かに目をつぶりました笑。


「You can danse. You should danse.」ってトニーモナコが言った曲(タイトル不明)

なに小沼さんの最後のコードソロ。ど変態...

最高のグルーヴで、ド派手に盛り上がった曲だけど、最後はビートを保ちつつ音量だけ下がっていくというパフォーマンス!どんどん音はミニマムに...で、また少しずつボリューム戻ってきてラストはジャジャーン!!yeah!!って終わるかなぁと思ってたら、音量は消えてそのまま演奏終わっちゃった笑。いや、意表を突かれたしおもしろくていいんだけど、個人的には最後yeah!って終わった方が良かったかな〜と正直思う。せっかくすんごい盛り上がったのに、観客も最後「あれ、あぁ、お、おぉ👏👏👏」って感じで、曲の放ったエネルギーと最後の拍手歓声のエネルギーが釣り合わなかったような。


Mack the knife

スタンダードの曲。


Before then

Gene Jacksonさん作曲。てかこの曲ってドラムソロのとこどういうリズムなのか掴めない...ジャッジャッジャッジャ♫ってどうやって合わせるだろうか。


<Encore>

Indiana

アンコールは意外にあっさりしていた。ソロをとったのはギターだけ?


御三方は爆笑しながら肩を抱き合い観客席に頭を下げ、ステージを後にしていった。


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感想など

もう、圧倒的すぎて、神々の戯れを見ているようで、一緒に行った友人も僕も言葉を失っていた。

コットンクラブを出て闇夜に包まれた丸の内を歩いてる時も、有楽町で入った汚い中華屋で餃子を待っている間も、電車に乗った後も、余韻が消えなかった。

ジーンジャクソンのグルーブも、トニーモナコの芸人顔負けの顔芸やオルガンプレイも最高。で、三人がそれぞれ好き勝手やってると思いきや、キメでバチーーーッ♫って決めるところとかカッコ良すぎて気持ちよすぎてこの上ない!

今日の小沼さん

でも、僕は特にやっぱり小沼さんにはすごすぎて震えました。圧倒的、繊細且つ大胆、自由自在なのに正確、表情豊か、神業の嵐、何この人、変態の極み、開いた口が塞がらない(辞書的な意味ではなく).....

てかこのお方、現在進行形で進化してたりしませんか??気のせいかな。あくまで私見なのですが以前のライブでは、観客がYEAH!!って湧く前に「あら、ソロ終わりか。ま、でもぱちぱちぱち👏👏👏」っていうことがたまーに曲によってはあった気がするけど、今日は全曲でガッチリ絶頂に持っていっていたと思う。(偉そうに聞こえたらごめんなさい。そんな意図はもちろんないです)この日のソロは本当にヤバかった。風格もますます増していく感じ。この世の人とは思えなかった。。。弾きながらトニーモナコほどではないにせよ顔も表情もより豊かになったし、体もよじらせて...。ゲスな言葉で言うとラリってる感あった笑。あと最近ソロ弾くとき口ずさむことが多くなった気がする。どんな速いパッセージでも。これらは小沼さんが進化しているからなのか、それともこのユニットは割とストレートな王道ジャズでやり慣れていらっしゃるからなのかわからない。両方かな? 

本日はアンコールでES275を手に取った以外は、ずっとブラウンのWestvilleと思われるギターをプレイされていました。 

演奏で気づいたこと

ギター少年として、今日の小沼さんのプレイを見ていていくつか気づいたことがありました。

(1)アドリブソロは最初かなり弱く弾いてるなと認識した。でソロが進んでいくにつれ、ボリュームノブに手を伸ばしどんどん音圧を上げて最高潮に持っていくという。その振れ幅で盛り上がる部分がよりダイナミックに聴こえるのかなと思った。これは自分にまだまだ希薄なところ。参考にしたい。

(2)なんか右手のフォーム変えたかな?フィンガーピッキングで以前は弦に対して斜めに指を入れていた印象だったんですが、この日はベーシストみたいに垂直に当てて弾くことが多かったような。 

(3)ソロは「え、何それ!?汗」って度肝を抜かれること多々なんですが、一方で、最近小沼さんの演奏をたくさん聴いているからか、小沼さん節っていうのもわかってきた気がする。

(4)あと、この日はライブを観ながら、僕は「方向性」というのを聴こうと意識しました。良いミュージシャンは今起きている現象だけでなく、アンサンブルがどこに向かおうとしているのかをよく察知すると先生に教わって、なるほどーと思っていたので。でも全然わかんなかった笑。気を抜くと目の前で起こっていることに吸い込まれてしまいました笑。ま、またチャレンジしてみよう。

ファッションについて

トニーモナコは水色のシャツが季節感もあっていい色だった。コットンクラブのステージの基調色である赤とのコントラストもすごくよかった。

小沼さんは、初めて見る格好。上は、黒いインナーに、なんかスペイン人とかイタリア人とかの粋なお兄さんが着てそうな不思議な形の黄色のシャツを羽織り、下はベージュのさらっとした生地でくるぶし丈のチノパンに、ブラウンの革靴。超絶に似合っててカッコいい。一緒に行った女友達にもこのポイントはドツボだったようで笑。で、この服装のせいなのか、座席的な錯覚か、なんなのかわかりませんが、今日小沼さんが立って演奏すると、やたら背が高く見えた。 

ジーンジャクソンさんは、前述の友達が覚えてないと言うくらい服装は控えめだった笑。でもジーンジャクソンさんって演奏もそんなに派手に前に出てくるイメージがない。それよりフロントの二人をしっかり演出することに徹している感じ。



というわけで、本当にやんごとないライブでした。 

ところで、小沼さんもそうだけど、トニーモナコというミュージシャンも愛に溢れた人だなあと思った。それがステージ上での振る舞いでも、終演後に挨拶させて頂いた時もビシビシ伝わってきた。 


今日も音楽に生きられて幸せ。